欧州で3戦連発…日本人FWが躍動 「守備を崩す攻撃」を海外絶賛、“12年前”に次ぐクラブ記録も

上田綺世がCLでゴール【写真:Getty Images】
上田綺世がCLでゴール【写真:Getty Images】

上田の得点はフェイエノールトCL最速アウェーゴールに次ぐ早さ

 オランダ1部フェイエノールトの日本代表FW上田綺世が、直近公式戦で3試合連続ゴール中だ。現地時間10月23日のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズ第3節ベンフィカ(ポルトガル)戦では自身CL初ゴールもマーク。日本人選手14人目のCL得点者となっている。海外メディアでは、上田のゴールにさらにもう1つの記録が紹介されていた。

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 昨季は出場時間も限られたなかで、公式戦37試合5ゴール2アシストにとどまっていた上田。日本代表のストライカーとして君臨するものの、オランダの名門フェイエノールトで試行錯誤の日々を送っていた。

 だが迎えた2024-25シーズンでは、第6節NACブレダ戦(2-0)で今季初ゴールをマーク。出場時間も増えたなかで第8節トゥウェンテ戦(2-1)、第9節ゴー・アヘッド・イーグルス戦(5-1)でも連続得点を挙げる。好調を維持したままCLベンフィカとの試合に挑み、前半12分にカウンターから相手に衝撃を与える先制ゴールを記録した。

 上田のゴールを皮切りに、勢いに乗ったフェイエノールトは直近リーグ6戦無敗だったベンフィカを3-1のスコアで下す。海外メディアでは、上田の記録した前半12分のゴールが、クラブにとっても大きな記録の1つとなったことを紹介している。

 インドメディア「myKhel.com」は「上田のゴールはフェイエノールトにとって、2002年9月にニューカッスル・ユナイテッドに勝利した試合でセバスティアン・パルドが開始4分で得点して以来、最も早いCLのアウェーゴール(オウンゴールを除く)だった」と報道。12年前のデータに次ぐ、CLでクラブ2番目の早さとなっていたようだ。

 また米スポーツ専門局「ESPN」では上田のゴールを「ホームチームの守備を崩す素早い攻撃での先制点。落ち着いてゴールネットを揺らした」と評価。海外でも徐々に評価を上げている上田には、昨季を超えるフェイエノールトで活躍に期待が高まっている。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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