「絶対に日本代表はW杯に行かなくちゃいけない」 2年ぶり躍動も負傷離脱の今野が託した想い
敵地UAE戦で1ゴールを決め勝利に貢献も、左第5趾基節骨骨折が発覚
ガンバ大阪の日本代表MF今野泰幸は、23日のロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の敵地UAE戦でゴールを決めるなど2-0勝利の立役者となったが、左第5趾基節骨骨折が発覚したために無念の離脱が決まった。大一番で圧巻のパフォーマンスを見せたベテランは、「絶対に日本代表はW杯に行かなくちゃいけない」とチームメートに想いを託した。
今野は日本代表からの離脱が決まった直後に、報道陣の取材に応じた。「サッカー選手として怪我は悲しいことだし、本当残念」と無念の気持ちを吐き出した。「順々に一歩一歩やっていくしかないと思う。早く治したい気持ちでいっぱいです」と早期復帰を誓った。
UAE戦では、約2年ぶりとなる代表のピッチで輝いた。いずれもチームトップとなるタックル数6回、ボール奪取数10回、ボールタッチ数92回を記録し、チームの2点目をゲット。MF香川真司(ドルトムント)は「チームで一番素晴らしいプレーヤーだった」と絶賛していた。それだけに無念の離脱となった。
「とにかく長谷部(誠)が怪我をしてしまって、日本のキャプテンで、今まで中心でやっていた選手が抜けることによって崩れてしまったら、日本のW杯というものが遠のいてしまう。最悪なことになりかねないので、とにかくその穴埋めというか、とにかく勝ち点3を取って帰るということに集中していた」と、獅子奮迅の活躍を見せたベテランMFはUAE戦での自身の働きをこう振り返っている。
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