日本代表GKが「好セーブ」も勝利導けず 欧州クラブで奮闘、現地評価「本能的な反応を披露」

コモ戦に出場した鈴木彩艶【写真:Getty Images】
コモ戦に出場した鈴木彩艶【写真:Getty Images】

鈴木彩艶の評価はまずまずか

 イタリア1部セリエAのパルマに所属する日本代表GK鈴木彩艶は、現地時間10月19日のコモ戦にフル出場。1-1の引き分けに終わったゲームだったが、現地メディアからは「注意深くポジションを取り、好セーブを見せた」と評された。

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 日本代表の活動でサウジアラビア、日本と転戦してイタリアに戻ってのゲームになった鈴木だが、前半に相手FWパトリック・クトローネが至近距離で放ったヘディングシュートをセーブする場面を作った。しかし、1点リードの前半45分、ゴール前に入ってきたパスを競り合いながらキープしたMFニコラス・パスに1対1を決められてしまい同点とされる。

 元スペイン代表セスク・ファブレガス氏が率いるコモに対し、パルマはゴールポストとクロスバーに2つのシュートが当たるなどの不運もあり、このまま勝ち越しゴールが奪えずに引き分けた。

 イタリアのサッカー専門サイト「トゥットメルカートウェブ・コム」は鈴木を「6点」として「まずまずのパフォーマンスで、いくつかの重要なセーブを見せたが、もっと反応が必要な状況もあった」とした。

 また、パルマ専門のニュースサイト「パルマ・ライブ」では鈴木を「6.5点」とし、「今日も歪みなくプレーをし、コモの多くのクロスに注意深く対応して、クトローネの至近距離からのヘディングシュートにも本能的な反応を見せた。 また、コモのほかの2つ、3つのチャンスにも注意深くポジションを取り、好セーブを見せた。パスのゴール場面はできることがなかった」と評した。

 パルマは開幕戦でフィオレンティーナと引き分け、第2節でACミランに勝利する立ち上がりを見せたが、以降は勝利なく現在は2試合連続引き分け。ゴールを守る鈴木の評価は決して低くないが、そろそろ勝ち点3を奪う試合が欲しいところだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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