遠藤航がアドバイス「予測について話した」 不遇から主力へ、リバプール22歳飛躍の裏側

リバプール遠藤航【写真:ロイター】
リバプール遠藤航【写真:ロイター】

フラーフェンベルフは今季アンカーの主力に

 イングランド1部リバプールの22歳オランダ代表MFライアン・フラーフェンベルフは加入1年目の昨季こそ出番が限られていたが、今季アルネ・スロット監督の下で絶対的なレギュラーへと立場を変化させた。英紙「ガーディアン」のインタビューでは“6番”でのプレーについてアルゼンチン代表MFアレクシス・マック・アリスターや日本代表MF遠藤航から助言を受けていたことを明かしている。

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 フラーフェンベルフは中盤の顔ぶれを一新した昨夏にドイツ1部バイエルン・ミュンヘンから新加入した。オランダの名門アヤックスで育ち、バイエルンへと引き抜かれた逸材だが、ユルゲン・クロップ前監督体制ではカップ戦での起用が主で、リーグ戦の先発出場は12試合にとどまっていた。

 しかし、スロット監督が就任し、4-2-3-1システムが基本となった今季は守備的MFのファーストチョイスに。ここまでリーグ戦7試合全てに先発出場。もともとはより攻撃的な8番タイプのMFだったが、守備力での貢献も求められる6番としてのプレーにもうまく適応している。「ガーディアン」紙によれば、今季のフラーフェンベルフはチームトップのデュエル勝率59.3%を記録し、さらにパス成功率も89.7%と非常に高い水準を維持。攻守両面で存在感を示している。

 そんな22歳のオランダ代表MFはインタビューで、リバプールで自身の役割について語っていた。

「いい感じだけど、もっと適応しなければならない。僕は純粋な6番ではないんだ。キャリアのスタートはより攻撃的なMFだったから、今は適応の段階。最初のゲームはとても良かったと思うけど、もっと良くならないといけない。僕らはポゼッションを高め、僕がボールを持つことも増えた。非常に快適にプレーできている」

 守備面での振る舞いについては、マック・アリスターや遠藤などチームメートからのアドバイスも受けていることを明かした。

「マッカと話した。彼は昨季そこ(6番)でプレーしていたからね。遠藤とも普段からどのようにプレーしているかということや、ボールがどこに来るのかの予測について少し話したよ」

 加入2年目に劇的な進化を遂げたフラーフェンベルフ。新監督の下でタイトル奪還を目指すリバプールのキーマンとしてさらなる活躍が期待される。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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