最下位の鳥栖、J2降格が決定 2012年に昇格後初めて…監督交代、主力移籍“草刈り場”の苦境1年
残り4戦で勝ち点12差
最下位20位サガン鳥栖のJ2降格が決定した。10月19日、J1リーグ第34節で京都サンガF.C.とアウェーで対決し、0-2で敗戦。15位&16位の結果により、2012年に昇格後、守り続けてきたJ1舞台から去ることとなった。
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前半10分、いきなり試合が動いた。京都GKク・ソンユンがDOGSO(通称ドグソ/Denying an Obvious Goal-Scoring Opportunity/決定的な得点機会の阻止)で一発退場。鳥栖は数的有利となったが、攻撃の糸口を見いだせず、前節負傷から復帰したFWマルセロ・ヒアンの個人技に頼るが、なかなか決定機まで持ち込めなかった。
京都に押されている展開で後半20分にFWマルコ・トゥーリオに決められてしまい、ついに先制を許した。終了間際には追加点を許し、さらにはマルセロ・ヒアンが一発退場。完敗となった。
鳥栖は8月9日に川井健太前監督が契約解除となり、木谷公亮テクニカルダイレクターが新監督に就任。だが、その後も未勝利で11試合勝ちなし(3分8敗)と続いた。夏にはFW横山歩夢やMF長沼洋一ら主力が相次いで移籍し“草刈り場”に。夏以降は特に厳しい時期を過ごした。
木谷監督は試合後、駆け付けたサポーターに対し、「この状況でもブーイングではなくて変わらずに声援を送って頂いたなかで、こういう結果を招いて非常に申し訳ない」と謝罪の言葉を述べる。「内容はもちろんですけど、結果的に厳しい結果になった。それだけです」と短い言葉を並べた。
今季はここまで7勝5分22敗。2012年にJ1昇格してから、13年間“降格知らず”だったが、残酷な現実が突き付けられた。
(FOOTBALL ZONE編集部)