現実味を帯びる“禁断の移籍” イニエスタが宿敵レアルのイスコにラブコール

スペイン代表戦士も熱望「同じチームで」

 一方で、スペイン代表のバルサMFデニス・スアレスは地元ラジオ局「カデナ・セール」に登場し、イスコのバルサ移籍を熱望している。「イスコとはもちろん同じチームで戦いたい。全ての良い選手はうちのクラブで歓迎されるよ。イスコは信じられない才能の持ち主。今はレアルと契約中だけど、僕たちはどうなるか注視している。もしも契約延長しないのなら僕らはこの話をしたい」と語っている。

 レアルとバルサのライバル間での移籍は珍しく、かつて元ポルトガル代表FWルイス・フィーゴは「裏切りの星」となった。レアル移籍時にはバルセロナで暴動が起きている。フィーゴ経営の日本食料理店は破壊され、クラシコではコーナキックを蹴る際に豚の頭が投げつけられたほどだった。

 バルサを率いるルイス・エンリケ監督、元アルゼンチン代表FWハビエル・サビオラも禁断の移籍組だ。移籍が現実を帯び始めたなか、果たしてイスコも裏切りの系譜を歩むのだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

 

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