パトのPK失敗を嘲笑し物議を醸す

　もう一人の処分対象となったのは、同じ試合でパトのPK失敗を嘲笑したことが物議を醸していた上海申花の中国人MFソン・シリンだ。

　1-1で迎えた後半43分、天津権健がPKのチャンスを獲得したが、キッカーを務めたパトはシュートをゴール上に大きく外した。これを見たソンはパトの背後から歩み寄り、首に手を回して右手の親指を立てると、“ナイスキック”とでも言わんばかりのジェスチャーを披露した。試合後、ソンは「私はフェアプレー精神に従って、彼に感謝の気持ちを示したのだ」とのコメントを残したが、むしろフェアプレー精神に反するプレーだとして議論を呼んだ。

　結局、ソンに対してはサッカー協会から2試合の出場停止と1万元（約16万円）の罰金処分が発表されている。

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フットボールゾーンウェブ編集部●文　text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images