日本の層の厚さと試合巧者ぶりを称える

　また同紙は、「日本は代表キャプテンで、中盤の中心選手である長谷部誠が怪我で出場できず、FCソウルでプレーした高萩洋次郎も宇佐美貴史も怪我で出場できなかった。だが、そうしたなかでも日本は焦らず主導権を握り、最後まで集中力を切らさなかった。W杯出場へ大きく前進した」と日本の勝利を称えた。

　日本は勝ち点を13に伸ばしてのA組2位、韓国は中国に敗れたもののB組2位の座を守った。6節終了時点でW杯出場権を獲得できる同じポジションに位置しているとはいえ、「日本はW杯出場に青信号、韓国は黄信号」と表現する韓国メディアは、母国代表の行く末を案じている。

【了】

金 明昱●文　text by Myung-wook Kim

ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images