川崎の鬼木達監督が今季限りで退任 8シーズンで計211勝、7つのタイトルを獲得
クラブが公式発表
J1川崎フロンターレは10月16日、チームを率いる鬼木達監督が契約満了に伴い今シーズン限りで退任することを発表した。現時点で後任は未定となっている。
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鬼木監督は、現役時代に鹿島アントラーズ、川崎でプレーし、引退後は指導者へ転身。17年から古巣川崎の指揮官へ就任すると1年目でJ1初制覇を達成し、翌年にはリーグ連覇も果たした。8シーズンで合計で4度のリーグ制覇、2度の天皇杯優勝、1度のルヴァンカップ優勝を成し遂げた。
20年、21年にもリーグ連覇を果たし、22年は惜しくも2位に終わった。しかし昨年は就任以来最低の8位で終えると、今季もここまでリーグ戦11勝10分11敗と波に乗れず、10位につけている。川崎公式X(旧ツイッター)によると、鬼木監督は就任から「211」の勝利を積み重ねてきた。
今季は一時、降格圏もちらついていたなかで巻き返したものの、16日に今季限りでの退任が決定した。
川崎の代表取締役社長・吉田明宏のコメントは以下のとおり。
「日頃より川崎フロンターレに多大なるご支援、ご声援をいただきまして誠にありがとうございます。本日、当クラブのトップチームを指揮しております鬼木達監督が、契約満了に伴い今シーズンの終了をもって退任することをお知らせいたしました。
鬼木監督は、1998年に選手として期限付き移籍で加入し、2003年からはキャプテンも務め、チームのJ1昇格に大きく貢献し、活躍されました。現役引退後は2007年からスクール・アカデミーコーチを務め、2010年からトップチームコーチ、そして2017年からはトップチームの監督として、これまで長年にわたりクラブの歴史を築きあげてきたフロンターレファミリーを代表する功労者の一人です。
そして、なにより2017年のクラブ初タイトルとなるJリーグ優勝を皮切りに、Jリーグ制覇4回、Jリーグカップ優勝、天皇杯優勝2回と、8シーズンで7つのタイトル獲得を成し遂げたことは、クラブのみならず日本のサッカー界を代表する監督であることを示しています。鬼木監督の情熱と求心力が、選手とクラブの成長に大きく寄与したことは明らかであり、クラブとして最大限の謝意と敬意を表したいと思います。
鬼木監督の契約期間が満了する今シーズン終了まで、J1リーグ戦6試合、ACLEリーグステージ4試合が残っております。これまで鬼木監督が築きあげてきたフロンターレらしさであるアグレッシブなサッカーと全員が最後まで諦めないプレーで、勝利を目指してまいります。
鬼木監督のもと、選手、スタッフ、チーム関係者全員、そしてファン・サポーターの皆様で一丸となり共に戦っていきましょう。引き続きのご支援、ご声援をよろしくお願い申し上げます」
(FOOTBALL ZONE編集部)