事故渋滞でバスに2時間缶詰→到着10分で準備 豪州監督が混乱明かす「言い訳しない」
オーストラリア戦で日本は1-1のドロー
日本代表は10月15日、2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の第4節でオーストラリアと1-1の引き分けに終わった。オーストラリアは試合前に事故渋滞の影響でスタジアムへの到着が大幅に遅れるアクシデントに見舞われたが、チームを率いるトニー・ポポヴィッチ監督は「それも言い訳にはしない。そのなかでも良い試合ができた」と試合を振り返った。
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オーストラリアは後半13分に右サイドのDFルイス・ミラーのクロスがDF谷口彰悟のオウンゴールを誘発して先制。日本にとってはこれがこの最終予選初失点となった。それでも同31分には日本が同点ゴールをマーク。左サイドをFW中村敬斗が突破し、折り返したボールはDFキャメロン・バージェスにあたってゴールイン。お互いにオウンゴールで得点を奪い合い、1-1で勝点1を分け合う結果となった。
9月にオーストラリア代表監督に就任したポポヴィッチ監督は「まず、これは良い結果。今の状況を考えればよかったと思う。日本は今回の失点で初失点だし、長い間同じメンバーでやっている。こちらは4回しかトレーニングできなかっただが、それは言い訳にはできない。勝ち点1を取れて良かった。もちろん勝ち点3を目指し、1-0で勝つチャンスはあったが追いつかれてしまった。ただ、構築しなければいけないことも多い。今の野心は日本に多くのことをチャレンジしていく段階にある」と熱戦を振り返った。
オーストラリアは試合前に事故渋滞に巻き込まれた影響でスタジアム入りが大幅に遅れるアクシデントにも見舞われた。指揮官は「また、到着には多くの問題があった。長くても90分で着くと言われていたが2時間15分かかり、十分な準備ができなかった。到着して10分でウォーミングアップだった」と話しつつも「それも言い訳にはしない。そのなかでも良い試合ができたと思う」「今日もギリギリまで勝つチャンスがあった」と結果への手応えを明かしていた。
9月の予選2試合は1分1敗という苦しい結果だったが、今月は1勝1分けと立て直しの兆しを見せた。ポポヴィッチ監督は「10月の2試合は非常に良い時間になった」と話し、次戦に向けては「サウジアラビア戦はホームになるので、力強く後押ししてくれて埼玉スタジアムのような素晴らしい雰囲気を作ってくれれば。その力を借りて勝ち点3を取りたい。1つ1つの試合を丁寧に戦いたい」と意気込んでいた。
(FOOTBALL ZONE編集部)