日本代表27歳が持つ「並外れた」才能 「誤解を招くスタッツ」に英注目「攻守両面で頼りに」

ブライトンで好調の三笘薫【写真:Getty Images】
ブライトンで好調の三笘薫【写真:Getty Images】

三笘薫が記録したデータ以上の貢献度とは

 イングランド1部ブライトンの日本代表MF三笘薫(27)は昨季腰の負傷で後半戦を棒に振ったが、今季に入って復活を印象付けるパフォーマンスを見せている。英メディアではこの27歳の日本人選手が、プレミアリーグでスタッツが示す以上に貢献度が高い選手の1人として絶賛されている。

 昨季の三笘は開幕直後こそハイパフォーマンスを披露していたが、年末には足首を負傷し、今年1月に行われたアジアカップではグループステージに出場できず不完全燃焼に終わった。さらにその後は腰の負傷で長期離脱となり、シーズン後半戦はピッチに立つことができなかった。

 しかし、今季は開幕から好調で復活を印象付けている。プレミアリーグ第1節エバートン戦(3-0)では得点も決めるなど、ここまで7試合全てに先発出場し、1得点2アシストをマークしている。

 英メディア「Football365」は今季のプレミアリーグで「誤解を招くスタッツを記録している選手」を特集し、「実際には数字が示すよりもはるかにいいパフォーマンスを示している選手」として6選手をピックアップ。そこで三笘の名前が取り上げられていた。

「三笘は昨季多くの試合を欠場したが、プレミアリーグ史上最年少監督、ファビアン・ヒュルツェラーの下でベストな状態に戻っている。この日本人ウインガーは多くのシュートを放ったり、凄まじいほど多くの明確なチャンスを作り出すわけではない。しかし、彼はヒュルツェラーが攻守両面で頼りにしている選手だ。ボールを運ぶ力は並外れていて、ポゼッションを失うこともほとんどなく、タックルでの貢献度も高い。今季のブライトンにとって、三笘がフィットし続けることは非常に重要だ」

 今季の三笘は得点やアシスト数、チャンス創出の回数などが際立って多いわけではないものの、守備での貢献も目立っており、チームに与える影響力はこれまで以上に高まっていると評価されていた。

(FOOTBALL ZONE編集部)

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