“株急上昇”DFが見せる自信…森保Jで主力定着へ「冨安と洋輝の帰る場所がないぐらいアピールしないと」
DF町田浩樹が12日の練習後に取材対応した
森保一監督率いる日本代表は10月12日、2026年の北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選オーストラリア戦(15日=埼玉)へ向けて千葉県内で汗を流した。現地10日に行われたサウジアラビア戦で2-0の勝利を収めたなか、攻守において圧倒的な存在感を示したDF町田浩樹は練習後のミックス取材で「サイドでの1対1はやられる気がしない」と自身を覗かせた。
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日本は9月から始まった最終予選の初戦・中国戦を7-0の大勝スタート。続くバーレーン戦も5-0と快勝した。敵地で行われたサウジアラビア戦も、厳しい戦いが想定されていたなか、相手に攻められる場面でもDF陣が体を張ったブロックや、GK鈴木彩艶のスーパーセーブでピンチをしのいだ。
「CBだけじゃなくて、ボランチもWBも全員で守備に対して気持ちが見えて、チーム全体としてしっかり守れた。無失点できているいい流れなので継続していきたい」と、サウジアラビア戦を振り返った。
町田はこれまでの代表戦で主に4バックの真ん中をやっていたが、森保ジャパンが3バックをメインで採用している最終予選では、3試合連続で左のCBとしてフル出場を果たしている。
サウジアラビア戦でも対人や、ロングボールをしっかりと跳ね返すなど守備では完璧の出来。さらに攻めでも縦パスや、シンプルに同サイドのMF三笘薫へつなぐなど攻守において圧巻のプレーを見せた。
「サイドでの1対1は今はやられる気がしないというか、自信を持っている。それは3バックでWBの裏を突かれた時に広いスペースがありますけど、僕自身そのシチュエーションでも守備に自信をもってやっている。それはクラブでもやっているので、経験とかもあって、だいぶ慣れてやりやすくなっている」と、ベルギー1部ユニオン・サン=ジロワーズでも同ポジションでプレーしている好影響があると明かした。
さらに「しっかり最終予選で結果がついてきているのは自信になりますし、冨安(健洋)や(伊藤)洋輝がいないなかで自分がしっかりアピールして、彼らが帰って来たときに場所がないぐらいアピールしないといけないと思っているので、まだまだ継続してプレーしていきたい」と、負傷の影響で代表に選出されていない、左CBでライバルとなる2人についても言及した。
「信頼は1試合では勝ち取れないと思っているので、この10月シリーズの2試合は山場だし、重要な試合なのでそこでしっかりアピールできればと思う」と、オーストラリア戦へと意気込んだ。
(FOOTBALL ZONE編集部・小西優介 / Yusuke Konishi)