岡崎、アジア杯連覇に向け毎試合ゴールがノルマ!? 「コンスタントに得点源に」

 

ホスト国オーストラリアの開幕戦を見て連覇の難しさを痛感

 

 日本代表FW岡崎慎司(マインツ)が9日のアジアカップ開幕戦オーストラリア対クウェート戦で4-1で逆転勝利を収めたホスト国の強さを目の当たりにし、アジア連覇の道のりの険しさを改めて痛感した。

「昨日大会が始まって、そう簡単にはいかないのかなと思った。オーストラリアがホームで勢いがある試合をしていた。1点取られたけど、その後ずっと攻め込んでて、雰囲気も完全にオーストラリアのホームだった。たとえばあれが日本戦だった時に簡単にはいかないんだろうなというのは想像ができた。今までのアジアカップでも簡単な試合は1つもなかった」

 アギーレジャパンで1トップを任される岡崎はこう語った。サッカールーの愛称で知られるオーストラリアは前半8分にセットプレーから失点したが、怒濤の反撃を見せた。メルボルン・ レクタンギュラー・スタジアムの観衆の熱狂を背に、エースFWティム・ケーヒルの同点弾を皮切りに、4ゴールで圧勝した。

 スタジアムの熱狂にアウェーをひしひしと感じたという岡崎。オーストラリアは決勝T進出後に対戦する可能性があるが、1次リーグで日本はパレスチナ、イラク、ヨルダンという中東3連戦を迎える。

「そういう点でも簡単にはいかない。中東勢は特に暑さに強いチームだと思う。もちろん相手のコンディション次第だと思うけど、僕らは我慢の試合をしなければいけないのは間違いない」

 気温30度に迫る真夏のオーストラリア。同国に入る前は、日本、そして岡崎自身の戦いの舞台であるドイツは真冬の寒さに支配されていた。暑さに慣れているアラブ勢はそれだけで脅威だが、岡崎自身はその難敵相手にいかに勝ち切るかを考えている。

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