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サウジ監督は「代表チームの危機の象徴」 “機能不全”を母国識者が指摘「選手との関係も問題」
マンチーニ監督への止まない批判
サウジアラビア代表は、現地時間10月10日に行われた北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の第3節で日本代表と対戦して0-2で敗れた。ロベルト・マンチーニ監督の解任を求める声が現地で浮上するなど去就問題が注目を浴びるなか、サウジアラビアの指揮者も「マンチーニは代表チームにとって危機の象徴」と指摘している。
サウジアラビアはこれまで日本とホームで対戦した3試合をすべて1-0で勝利していた。しかし、今回の試合では前半14分にMF鎌田大地の先制弾で失点すると、後半36分には途中出場のFW小川航基に追加点を奪われ、0-2で敗戦。ボール支配率は56.7%対43.3%、シュート数13本対7本、パス数596本対452本など数字上は上回りながらホーム初黒星を喫し、試合後の反応はEURO(欧州選手権)を制したこともあるマンチーニ監督に対して厳しいものになった。
イタリア人指揮官は試合後の記者会見で、「日本という強いチームとプレーし、ゴールは奪えなかったが、それ以外はいいゲームができたと思う。チャンスを作れなかったと言うが、後半には大きなチャンスもあった。前半は日本が多くのチャンスを作ったが、後半はなかった。我々と大差はない」と日本の実力を認めつつも、強気なコメントを残した。
サウジアラビアのポータルサイト「ハリージ・ゲート」によれば、現地ジャーナリストのサレハ・アル・ムトラク氏がマンチーニ監督に厳しい目を向けているという。
「マンチーニ(監督)はサウジアラビア代表チームにとって危機の象徴。選手との関係の面でも、問題になっている。私はラテン系のコーチの方が優れていると思う」
アル・ムトラク氏は、マンチーニ監督がチームを窮地に陥らせる”予想外の行動を起こす”と指摘していた。
(FOOTBALL ZONE編集部)