日本の勝利は「唯一確実」 W杯予選は予測不能も…海外脱帽の3戦14得点「驚異的なこと」

日本の快勝に海外も注目【写真:岩本太成】
日本の快勝に海外も注目【写真:岩本太成】

日本はサウジ戦で2-0の完勝を収めた

 日本代表は10月10日の2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の第3戦でサウジアラビアと対戦し2-0の勝利を収めた。過去2度のW杯予選で敗れていた敵地で勝利した森保ジャパンは、これで開幕3連勝。W杯最終予選では多くの国が苦しんでいるなかで、米スポーツ専門局「ESPN」は「予測不能なアジア予選、唯一確実なことは日本の勝利」と見出しを打ち、日本の強さに脱帽している。

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 まず取り上げられたのは、初の最終予選進出を果たしたインドネシアだ。最終予選進出18チームでFIFAランキングが最も低いインドネシアだが、開幕3試合を3分となり、第3節のバーレーン戦では後半アディショナルタイムまで2-1とリードしていたが、2-2に追いつかれて歴史的な勝利を逃した。

 一方でグループAではアジアカップ連覇中のカタールが開幕2試合未勝利となり、苦しんでいる。第3節でキルギスから初勝利を挙げたものの、まだ4位となっている。同じグループではすでにカタールとUAEに引き分け、勝ち点2を得ている北朝鮮も注目が集まっている。

 そして「多くの予測不能なことがあるなかで、一つの確実なことがある。日本は勝利に向けて圧倒的なパフォーマンスを見せている。驚異的なことに、これはすべて最高のスリルと波乱が約束されたグループで起きたことだ。6月にアジア最終予選の組み合わせが決まった時、グループCが最も競争力が高いと伝えられていた。前回のW杯で印象的な勝利を挙げた日本、サウジアラビア、オーストラリアと3つの強豪国が、わずか2つのW杯出場をめぐることとなった。さらに古豪の中国、台頭してきたバーレーン、そして自分たちの体重以上の相手を吹き飛ばすパンチを繰り出すことが習慣になっているインドネシアのことは考慮されていない」と、日本の入ったグループCの難しさを報じた。

 そんなグループに入った日本の戦いぶりについて「しかし、第3節を終えて日本の8大会連続のW杯出場の探求は時間の問題となっているようだ。中国とバーレーンに対する開幕直後の勝利は予想されていたが、その2試合で挙げた12ゴールは、彼らの支配的立場の兆候だったのかもしれない。木曜日、最も困難なテストとみられた巨人同士の対戦で、サムライブルーはアウェーでのサウジアラビア戦にほとんど問題なく2-0で勝利した」と、日本の勝利を伝えた。

「対戦相手は森保一監督のウイングである三笘薫と堂安律をウイングバックで起用する冒険的な新しい3-4-2-1システムに対する答えを見つけられなかった。森保監督は自分のチームにとても自信を持っているため、先発に5人の攻撃的な選手を入れている。そして、そこには遠藤航、守田英正とすでに合計3得点を挙げているクラブではアンカー的なプレーをするが、代表ではボックス・トゥ・ボックスの役割をこなす選手もいる。また、ウイングには数多くのタレントが残っている」と記し、日本には多くのタレントがまだベンチに控えていることも報じている。

 しかし、アジア最終予選がこのまま終わるとは想像していないという。「日本はわずかアジア最終予選の3試合で14ゴールを挙げた。過去の予選の結果を合わせると、彼らは9試合で38得点を挙げている。しかも失点ゼロだ。とはいえ、どれだけ恐るべき存在であっても、サムライブルーが最終予選全体を完璧な成績で終えることは考えられない。それは起こらないだろう。どこかのポイントで彼らは勝ち点を落とすはず。負ける試合があるかもしれない。それでも今のところ、多くの衝撃を生んだアジア最終予選で、ほぼ確実なことがあればそれは日本がどこかで止まることだ。火曜日、今度はオーストラリアが挑戦する番だ」と、どこかで日本が足踏みする可能性も指摘した。

 日本代表の予選通過が有力視されるなか、世界は日本がどのような勝ち方をしていくかに注目しはじめているようだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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