日本に敗れたサウジファン「マンチーニ解任すべき」…“退陣論”現地過熱「未来はない」
W杯最終予選で日本にホームで敗戦、現地ファンから厳しい声噴出
サウジアラビア代表は現地時間10月10日に行われた北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の第3節で日本代表と対戦して0-2で敗れた。ロベルト・マンチーニ監督の解任を求める声が現地で浮上するなど去就問題が注目を浴びるなか、SNS上でも厳しい声が上がっているようだ。海外メディア「Dzair Sport」が報じている。
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サウジアラビアはこれまで日本とホームで対戦した3試合をすべて1-0で勝利していた。今回、初めて黒星を喫したということもあり、試合後の反応はEURO(欧州選手権)を制したこともあるイタリア人監督に対して厳しいものになっているようだ。
敗戦を受け「Dzair Sport」はSNS上の反応を紹介。現地ファンから「3-5-2はこのチームにまったく合っていない。ここまでのところ、何も証明されていない。間違った人物を採用している。次のラウンドでも、ネガティブなことが続いている限り、マンチーニ監督との良い未来は想像ができない」と、試合途中でのシステム変更に不満を持つ声が上がった。
記事では「ほかにもロベルト・マンチーニ監督が率いるサウジアラビア代表には、明確な個性がない。サウジアラビアのW杯予選敗退が決まる前にマンチーニ監督を解任するべきだという声もある」と、森保ジャパンに敗れたことで、マンチーニ監督の立場が追い込まれていることを伝えている。
2027年まで契約を残すマンチーニ監督の下、サウジアラビア代表は17戦7勝5分6敗26得点22失点という成績になっているが、ホームでの敗戦は重く受け止められているようだ。記事の最後は「特筆すべきことは、日本に敗れるまでサウジアラビア代表は『ラディアント・ジュウェル(キング・アブドゥッラー・スポーツ・シティ)』スタジアムで戦ったW杯アジア予選で15試合無敗(11勝4分)だった」とこれまでの記録で結んでいる。
多くの有力外国籍選手の流入により、代表選手の多くが自国リーグで出場できていないなど、難しい状況にあるサウジアラビアだが、イタリア人監督の去就はさらに注目されそうだ。