久保建英、中村敬斗が「スタメンで出られない」 サウジ戦終盤に代表OB驚愕「凄い」

日本代表の選手層にOB驚嘆【写真:岩本太成】
日本代表の選手層にOB驚嘆【写真:岩本太成】

日本代表がW杯最終予選でサウジを2-0撃破

 日本代表は現地時間10月10日に2026年北中米共催ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の敵地サウジアラビア戦に臨み、2-0の勝利を飾って3連勝とした。2点差をつけて迎えた後半43分に森保一監督は、この試合最後の選手交代を行ったが、その際にスポーツチャンネル「DAZN」で解説していた元日本代表MF小野伸二氏と元日本代表FW佐藤寿人氏が、現在の日本代表の選手層の厚さに感嘆した。

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 過去3試合で0-1と敗れていたアウェーでのサウジアラビア戦に、日本はFW上田綺世を1トップに据え、2シャドーにMF南野拓実とMF鎌田大地が入り、左ウイングバックにMF三笘薫、右ウイングバックに堂安律を入れて試合をスタートした。前半に鎌田のゴールで先制した日本は、最初の交代枠をハーフタイムで使う。前半のうちにイエローカードを受けていた南野を下げて、MF伊東純也を右ウイングに入れて堂安を2列目に移した。

 その後、後半18分には鎌田を下げて、FW前田大然を左ウイングに入れて三笘を2列目に上げ、同31分には上田に代えてFW小川航基を投入。その小川の追加点でリードを広げ、2-0とした後半43分に森保監督は三笘と堂安を下げて、スペイン1部レアル・ソシエダの主力であるMF久保建英と所属するフランス1部スタッド・ランスで4試合連続得点中のMF中村敬斗の2選手を送り出した。

 タッチライン際に久保と中村が立っている場面を見た佐藤氏は「本当にいろんな選択肢がありますからね」と言うと、小野氏も「この時間帯でこの2人が出てくる。なかなか凄いことですよね」と同調した。これを受けて佐藤氏は「久保も中村敬斗もかなり状態は良いですからね。そういった選手がスタメンで出られないほどの層の厚さですからね」と、コメントした。

 次のオーストラリア戦に向けては、酷暑の中で行われたサウジアラビア戦で消耗した選手を休ませ、この試合で出場時間が短かった選手を起用することもできる。佐藤氏はそのやり方について、「間違いなく、そのプランはありますよね」と、日本の選手層の厚さが大きな武器になると指摘した。

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