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FIFAの制裁は「実に意義がある」 バーレーンへ「170万円」の罰金決定を海外報道、日本選手へのレーザー照射などが対象に
レーザー光線と笛の繰り返し使用が罰金の対象に
森保一監督が率いる日本代表は9月10日の2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の第2戦バーレーンとのアウェー戦で、観客席からレーザーポインターが当てられる問題が発生した。10月9日にバーレーンの英字新聞「Gulf Daily News」が「FIFA(国際サッカー連盟)から4400BD(約170万円)の罰金が科せられた」と報道している。
事件が起こったのは先月10日に敵地リファーで行われた日本対バーレーンの一戦。前半34分に日本がPKを獲得した際にキッカーのFW上田綺世へ観客席から顔をめがけてレーザー光線が当てられた。コーナーキックの場面ではMF堂安律に対しても同様の行為が見られていたが、日本は試合でバーレーンをねじ伏せ5-0の快勝を収めている。
バーレーン戦後に森保監督は「まずは国によって文化、価値観が違うのは多様性として受け入れていきたい。今日の試合であればお互いの国歌の時ブーイングすることであったり、試合中の選手のプレーを妨害するような。もしかしたら目に当たったりしたときに選手の彼らにも害があるようなことはできるなら止めていただきたいなと思います。バーレーンチームが非常にフェアなチームでしたので、サポーターの皆さんもチームのようにいてくれることを願っています」と呼びかけていた。
こうした発言からもバーレーンサポーターのレーザー攻撃には多くの視線が集まっていたなか、10月9日に「Gulf Daily News」紙が「バーレーンサッカー協会(BFA)、FIFAから4400BD(約170万円)の罰金が科せられた」と報道した。
記事内では「BFAは試合中にバーレーンサポーターが試合中に日本の選手を狙ってレーザーポインターを使用したことと、妨害となる笛を繰り返し使用したことが罰金の対象になったと発表した」と、同国サッカー協会が受けた罰金の理由について伝えている。
バーレーン、日本と同グループに属するインドネシアの母国メディア「Kompas」もこの報道に対し反応。「BFAが呼びかけることは実に意義のあること」としており、今後のW杯アジア予選においてFIFAが対応した点について評価していた。
(FOOTBALL ZONE編集部)