日本にとって「重要な1週間」 36得点・失点0、W杯へ快進撃…連戦に海外注目「正念場」
日本は10月にサウジアラビア、オーストラリアと対戦する
森保一監督が率いる日本代表は、現地時間10月10日に2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の第3戦でサウジアラビア(敵地/ジッダ)と対戦する。これまでアウェーでの対戦成績を見ると勝ち星のない日本だが、海外メディアはこの1戦を含む10月の2連戦を「日本にとって重要な1週間」ととらえているようだ。
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9月に始まった最終予選で日本は好スタートを切った。まずはホームの中国戦で7-0と大差で勝利すると、続くアウェーのバーレーン戦も5-0の快勝で乗り切った。2戦合計12得点無失点という成績で10月シリーズを迎える。
次なる相手は中東の難敵サウジアラビア。過去敵地では同相手に勝利のない日本だが、今大会ではサウジアラビアも苦戦しており、初戦のインドネシア戦を1-1のドローで終えている。第2戦では中国相手に退場者を出してしまったが、何とか2-1の逆転勝利を収めた。
勝てばW杯出場がぐっと近づく日本。米スポーツ専門局「ESPN」は「重要な1週間を迎える」と、サウジアラビア戦、続く第4戦オーストラリア(ホーム浦和/15日)の連戦について注目している。
「日本は今回のW杯予選36ゴール無失点で8連勝を記録(アウェー北朝鮮戦は不戦勝3-0)。8回連続のW杯出場に向けて順調に進んでいるが、この1週間が彼らの正念場であることは間違いないだろう」
記事では日本がグループ3位以下になる可能性は低いとみているものの、この2連戦で結果を出せなければ「上位2チームを争う戦いが混戦となる場合も十分にある」と警鐘も鳴らした。
「サウジアラビアは、日本ほど多くの欧州プレーヤーはいないが有数のタレント選手を保持する。前回の2022年カタールW杯では、アルゼンチンを2-1で下した。最終的この敗戦が、大会制覇を果たしたチーム唯一の黒星となっている」
また第4戦のオーストラリアについては「決して弱くはないが、最近のプレーはその格に見合っていない」と分析。最終予選1分1敗と苦しむチームだが、新たにトニー・ポポヴィッチ氏が監督に就任した。「日本も過小評価することの危険性は認識しているはずだ」と見解を示している。
10月の2戦とも負ければ「再び争いに巻き込まれる」、勝ち点6を手にすることができれば「2026年W杯へ止められない快進撃を続ける」ことになる。命運の懸かった重要なサウジアラビア戦とオーストラリア戦。合わせて「この7日間は依然として極めて重要なもの」と、同メディアは論じていた。
(FOOTBALL ZONE編集部)