不吉データなんて「ちっぽけなこと」 “逆境大好き”久保建英、6万人超アウェー歓迎「いいプレーしがち」
森保ジャパンは最終予選で2戦勝ちなしの敵地サウジアラビア戦に臨む
森保一監督率いる日本代表は10月10日、ジッダで北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選のアウェー・サウジアラビア戦に臨む。これまで最終予選で過去2度、1度も勝利したことがない鬼門キング・アブドゥッラー・スポーツシティ・スタジアムで勝ち点3を狙う。MF久保建英は6万人超の“ドアウェー”を歓迎。「個人的には満員でアウェーでっていう方がいいプレーしがちなので、そっちの方が僕的には嬉しい」と前向きな言葉を残した。
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「まあ暑いですけど、そんなに。バーレーンと比べたら」
中東での厳しい環境が続いている森保ジャパン。先月に5-0で圧勝した敵地バーレーンでも酷暑で湿度も高く、非常に過酷な一戦となった。その経験も生きて、すり鉢型のキング・アブドゥッラー・スポーツシティ・スタジアムでも選手に驚きを与えることはなかった。
最終予選、敵地のサウジアラビア戦は勝利どころか、1ゴールも挙げられていない日本。“不吉”なデータに対して、久保は「統計学的に言えば、いつか勝てるものだと思いますし。データなんてあんま気にせずに。別に勝ったからといって、そんなね、ちっぽけなことを見てる選手はいないと思うんで、それが歴史を変えるみたいな大々的に報道されても、僕らにとってプラスじゃないと思う。しっかり勝ち点3をできればなと思います」と、一蹴した。
6万人超の大観衆が詰めかける予定のサウジアラビア戦。すでにチケットは完売しており、声援の圧からは逃れられないだろう。それも「個人的には満員でアウェーでっていう方がいいプレーしがちなので、そっちの方が僕的には嬉しい」と頼もしい。過去、ラ・リーガでも超満員のカンプノウでのバルセロナ戦や、サンティアゴ・ベルナベウでのレアル・マドリード戦など、観客を黙らせるようなプレーで“主役”を奪い取って来た。中東という特殊な環境ではあるが、世界最高峰の環境で輝いてきた久保だからこそ発せる言葉だ。
「めちゃくちゃ調子はいいです」
直近のアトレティコ・マドリード戦でも好プレーを発揮してきた久保。最終予選でしたたかに戦い抜き、実直に勝ち点3を積み重ねる。
(FOOTBALL ZONE編集部・小杉 舞 / Mai Kosugi)