期待値が高まるテネリフェ柴崎、次節トップ下で初先発か 地元紙「昇格プレーオフ進出の鍵を握る」

レウス戦で柴崎は後半途中から出場し待望のデビュー 次節、先発起用の可能性

 テネリフェのMF柴崎岳は現地時間19日に行われたリーガ・エスパニョーラ2部第30節レウス戦で待望のスペインデビューを飾ったが、次節の同26日に行われる第31節カディス戦では、トップ下で起用される可能性があると地元紙「エル・ドルサル」がレポートしている。

 柴崎はレウス戦で後半29分から途中出場。本拠地エリオドーロに駆けつけたファンから温かな拍手を受けるなかでボランチの位置でプレーした。チームは柴崎投入前の失点を取り返せず0-1で敗戦したものの、ピッチを幅広く動き回りチームメートと積極的にパス交換をした柴崎には期待値がさらに高まっている。

 それはチームの指揮を執るルイス・マルティ監督も同じ考えのようだ。同紙は「ここ数週間でチームへの適応を“クレッシェンド”、つまり徐々に強めていった」と指揮官の施したプロセスに触れつつ、今週に入ってからはここまで9ゴールを挙げて得点源となっているFWアマトの一列下、トップ下のポジションで試していると記載している。

 同紙はレウス戦を踏まえての柴崎評についても触れている。「両足でのボールコントロールに長けており、パスの精度、試合全体の視野も良く、正しい判断で攻撃を作れて、ブランキアズール(テネリフェの愛称)にとって昇格プレーオフ進出の鍵を握る」と、攻撃のコンダクターとしての能力は高いものを持っていると評価している。

 またチームはアマトとコンビを組むFWアンソニー・ロザーノがホンジュラス代表に招集されたことにより、アタッカーの座が1枠空いた状況となっている。これまでは前節で途中出場したFWクリスト・ゴンザレスやMFホセ・オマールらがそのポジションを務めてきたが、彼らと名を連ねて「シバサキは候補である」とも記されている。デビューの翌週に早くも先発出場となるのか、注目度はさらに上がりそうだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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