日本代表MFは「他の選手とは違う」 ”価値のある姿勢”に現地称賛「常に矢面に立つ」

ソシエダの久保建英【写真:徳原隆元】
ソシエダの久保建英【写真:徳原隆元】

厳しいチーム状況で戦う久保

 レアル・ソシエダの日本代表MF久保建英は、現地時間10月6日にラ・リーガ第9節のアトレティコ・マドリード戦(1-1)に先発フル出場を果たした。今季は苦しい序盤戦を余儀なくされているなか、現地メディアは「久保は常に矢面に立つ」「この振る舞いは非常に価値がある」と、試合後の姿勢を称賛している。

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 3試合連続でリーグ戦の先発を飾った久保は果敢なドリブル突破で幾度となくチャンスを生み出し、アトレティコ側が久保に対して2人体制で抑える対策を投じるなか、それを意に介さぬ存在感を終始放っていた。チームは15位に沈む厳しいスタートを強いられているが、スペインメディア「Estadio Deportivo」は「背番号『14』がゴールすれば決して負けることはない、そんなソシエダのお守りとなっている日本人ウインガー」と取り上げている。

 久保が得点を記録した際の不敗神話に触れつつ、「久保は常に矢面に立つ。最も頻繁にメディア対応し、ピッチで起きたことを真摯に解説する1人だが、ソシエダがうまくいっていないことを考えると、この振る舞いは非常に価値がある」と指摘し、「状況が悪い時はスポークスマンとして表に立ちたいと思う人はいない。この日本人選手は他の選手とは違って誠実だ」と、その姿勢を称えている。

 今夏の移籍市場では主力の移籍が相次ぎ、スケールダウンしたチーム状況で攻撃を牽引している久保。批判の矛先にもなりかねないスポークスマンの役回りも務めているところに、久保のリーダーシップが垣間見えた。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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