J1クラブに15歳逸材DFが練習参加 実感したプロのレベル「高校年代にない」

浦和の練習に参加したメンディ・サイモン友【写真: 轡田哲朗】
浦和の練習に参加したメンディ・サイモン友【写真: 轡田哲朗】

スポーツメーカー「ナイキ」の企画で実現

 浦和レッズは10月8日に公開練習を実施。スポーツメーカー「ナイキ」の企画でMVPを獲得した流通経済大柏高校の15歳DFメンディ・サイモン友が参加し、ゲーム形式のトレーニングに加わる姿があった。

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 この練習参加は、ナイキ社が実施した「ティエンポ30周年特別イベント」の一環。MVPを獲得した選手への副賞として、参加の機会が与えられた。すでに鹿島アントラーズでの練習に参加し、今回の浦和では8日と9日の2日間。今後は日程を調整してサンフレッチェ広島でも練習参加する予定だという。

 日本人の母を持ち父はセネガルとギニアのミックスだというメンディは、「なかなか経験できないことをさせてもらって、Jリーグのトップクラブでできて光栄だし、質もレベルもすごく高くて、すごく勉強になった。最初は緊張をしたけど、選手たちも話しかけてくれてほぐれた。ちょっとミスもあったけど、自分のプレーも出せたと思う。プロはプレスの速さが違い、もらってから考える時間がなかった。ポジショニングももっと勉強しないといけないと思った」と話した。

 線の細さはあるものの180センチを優に超える長身はプロの選手たちが集まる中でも存在感があった。浦和に負傷者が多いこともあり、グリッドを狭くしたゲーム形式では右サイドバックに入ってFW松尾佑介らと対峙する姿があった。

 高さやパワーが武器と話すメンディは「状況判断や強さ、キックの質や戦う部分がまだまだ足りないと思うので、この2年半でプロでも通用する身体づくりをしたい」とし、松尾らとマッチアップした感想を「高校では相手が持ったら強くいくことを意識しているけど、強くいくとボールを逃がされたり背後を取られたり、高校年代にない速さや頭のいいプレーがあって、集中を切らさずプレーしないと失点してしまうと感じた」と話した。

 才能の片鱗を感じさせ高校生年代でも注目の存在になるメンディだが、高校1年生の段階でJ1での練習参加を経験したことが今後の成長につながることが期待される。

(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)



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