Jユース昇格できなかった21歳“逸材” 挫折を経て…元同僚の森保J初招集に触発「全然狙える」
湘南FW鈴木章斗が元同僚・大橋の代表初選出に言及
湘南ベルマーレは10月6日に行われたJ1リーグ第33節で東京ヴェルディと対戦し2-0の勝利を収めた。試合後のミックスゾーンでは、この試合でゴールを奪い、リーグ3戦連発となった湘南FW鈴木章斗が元同僚の名を挙げつつ、「常にアピールできれば、そこには近づけるのかなとは思います」と代表への思いを語った。
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森保一監督率いる日本代表は10月3日、千葉県内で2026年の北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選で戦う10月のサウジアラビア戦(11日=ジッダ)、オーストラリア戦(15日=埼玉)に向けたメンバー27人を発表。大橋祐紀(ブラックバーン)は28歳での初招集となった。
22年から2シーズン湘南で共闘した鈴木は「初め聞いた時はやっぱり凄いなと、自分の中でも嬉しいと思った。28歳でもまだ全然調子が良ければ誰でも全然狙える、チャンスはあるのかと思いました」と驚きと喜びがあったと明かした。
9月の代表戦で初招集&デビューを飾った川崎フロンターレの20歳DF高井幸大は、負傷により辞退したものの、10月シリーズでも招集されていた。21歳の鈴木は「僕より年下の選手も入ったりしていたので、自分も常にアピールできれば、そこには近づけるのかなと思います」と代表入りへの意欲を見せた。
さらに「今の自分では(代表へ)近いとも思わないですし、まだまだレベルの差はあると思う。一緒にやって来た町君(町野修斗)もそうですし、大橋君もそうですけど、日々刺激を受けながらやってきたんで、どういったプレーをすれば近づけるのか考えている。そこは本当に一緒にプレーできたことを嬉しく思います」と身近に国内で活躍して海外へ羽ばたき、代表へ登り詰め元同僚がいたからこそ感じるものがあったようだ。
ガンバ大阪のユースに上がれず、高校2年生時にFWにコンバートされたという経歴を持つ21歳の若武者の今後の活躍から目が離せない。