酒井は最終予選で5試合中4試合に出場

　酒井は今回の最終予選で初戦のUAE戦を皮切りに、タイ戦、イラク戦、オーストラリ戦と4試合連続先発。サウジアラビア戦を除く全試合にフル出場した。3試合を左サイドバック、1試合を右サイドバックでプレーするなど、そのユーティリティー性を含めてハリル監督は重宝している。

　左サイドバックとして長らく日本代表で活躍してきたインテル長友佑都は、所属チームでベンチ要員となり出番を失っているのが実情だ。ハリルジャパンの主軸の一人に成長した酒井は左右のサイドバックのみならず、ハンブルガーでボランチを務めるなど、新機軸を打ち出している。主力の意識も芽生えてきた酒井は、プレーのみならず、メンタル面でもチームにプラスアルファをもたらしてくれそうだ。

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フットボールゾーンウェブ編集部●文　text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images