天津権健のパトが今夏のさらなる“爆買い”を予告 「トップレベルの選手を獲得すると確信」

今冬の移籍市場で中国に新天地を求めたブラジルの“元至宝”が、スペイン紙に語る

 今冬のマーケットで、ビジャレアルから中国超級リーグの天津権健へ電撃移籍を果たした元ブラジル代表FWアレシャンドレ・パトが、スペイン紙「マルカ」のインタビューに答え、クラブが今夏の移籍市場でさらなるビッグネームの獲得を狙っていることを明かしている。

 かつて「ブラジルの至宝」と呼ばれたパトは現在27歳となり、欧州トップレベルでなかなか実績を残せなくなったこともあり、ファビオ・カンナバーロ監督が指揮を執る天津権健に移籍金約22億円、年俸約6億7000万円と言われる額で加入した。

 11日に行われた同リーグ第2節の上海申花戦ではPKを“大ホームラン”して、嘲笑を浴びてしまうなど本領発揮とはいかないが、「今年の夏、とても重要で、なおかつトップレベルのプレーヤーを獲得すると確信しているよ」と、潤沢な資金を使った補強は間違いないと見ている。

 そのなかでも候補に挙がっているのは、スペイン代表FWでチェルシー時代にパトとチームメートだったFWジエゴ・コスタだ。決定力だけでなく、ピッチ内での数々の悪行で名を馳せているストライカーの加入に関しては、「(ジエゴ・コスタは)素晴らしいチームメートで、僕らを何度も助けてくれた。だけど彼(の移籍)については何も知らない。(コスタかどうかは)分からないし、プレーに集中するだけさ」と煙に巻いたが、代表のエースクラスの加入はあり得ると感じているようだ。

 「ファビオ(カンナバーロ)がここにいなかったら、僕はここにいないよ」と語ったパト。初の1部リーグを戦う天津権健ながら、来季AFCチャンピオンズリーグ出場権獲得を狙うなど、その野心はすでに同国の強豪クラブに負けず劣らずのレベルにある。果たしてクラブは今夏、パトと強力な関係性を築き上げるビッグネームを呼び寄せるのだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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