イングランド相手に代表通算49ゴール目を奪い、自らの花道を飾る

　J1ヴィッセル神戸への移籍が発表されているドイツ代表FWルーカス・ポドルスキ（ガラタサライ）が22日、ドルトムントで代表引退マッチとなるイングランド代表戦に出場。後半に左足で衝撃的なミドルシュートを決める活躍を見せ、1-0勝利の主役となった。

　「ポルディ王子」の愛称で知られ、2014年ブラジル・ワールドカップ優勝メンバーであるレフティーは、ドイツ代表130試合目で迎えた花道を自らの一撃で飾った。

　後半24分に自慢の左足が火を吹いた。中盤からレアル・マドリードMFトニ・クロースがドリブルをスタート。前線に位置したドルトムントFWアンドレ・シュールレに縦パスを通すと、シュールレが完璧なポストプレーを披露。ポドルスキは細かく2タッチした後に左足を一閃。相手GKジョー・ハートも届かない強烈な25メートル弾が、ゴール右隅に突き刺さった。

　ドイツ代表通算49ゴール目。かつて宿敵バイエルンで活躍したストライカーが見せたワールドクラスの一撃を、ジグナル・イドゥナ・パルクの観衆も祝福。そしてポドルスキは、後半39分にMFセバスチャン・ルディ（ホッフェンハイム）と交代した。

　ポドルスキは試合前に、ドイツサポーターへの感謝の思いをツイッターで表明していた。「13年間、僕はDFB（ドイツ代表）のユニフォームを誇り、情熱、勝利への渇望とともに着てきた。今夜、僕たちのファンと130試合を祝うことになる。スタジアムで会おう」