31歳名手の出場停止4年間が大幅に短縮 今季プレーの可能性を海外報道
ポグバは23-24シーズン開幕戦でのドーピング検査で問題に
薬物使用により4年間の長期出場停止処分を受けていた元フランス代表MFポール・ポグバに対し、スポーツ仲裁裁判所(CAS)が上訴を認めて処分期間を短縮。来年3月の復帰が可能になったと、英衛星放送局「スカイ・スポーツ」が報じた。
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ポグバは190センチを超える長身と雄大な体躯を持ちながら、足下の柔らかいテクニックや得点感覚も持ち合わせた万能型プレーヤー。若き日にイングランドの名門マンチェスター・ユナイテッドの下部組織からトップ昇格したものの、2011年夏に契約満了のフリー移籍でイタリアの名門ユベントスへ移籍。4シーズンプレーした後に当時のサッカー界における移籍市場史上最高額となる1億500万ユーロ(約165億円)で古巣ユナイテッドへ移籍し、22年夏に再びフリー移籍でユベントスへと戻った。
その間、フランス代表として2018年のロシア・ワールドカップ(W杯)優勝に大きく貢献するなど、2014年から21年にかけ代表チームの主要国際大会にはすべて出場していた。しかし、22年のカタールW杯は負傷により出場を逃した。
そのポグバだが、約1年前となる2023-24シーズン開幕戦で、出場機会はなかったものの試合後に無作為で行われたドーピング検査の対象となりテストステロン代謝物への陽性反応が示された。それにより、2023年9月から27年8月まで4年間の出場停止処分が言い渡されていた。
しかし、この度CASへの上訴が認められて処分が18か月間に短縮されたことにより、2025年3月からユベントスでプレーすることが可能になったという。一時はユベントスが契約解除を検討しているとされ、引退の可能性も指摘されていたポグバだが、再び欧州サッカーの最前線でプレーする姿を見られることになりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)