日本人MFの”1月放出説”に現実味? 若手視察の動きも…英見解「真の価値に気付くことになるかも」
遠藤の放出をスロット監督が容認か
イングランド1部リバプールに所属する日本代表MF遠藤航は、今シーズンから指揮を執っているアルネ・スロット監督の下で出場機会が減少した。夏の移籍市場でも放出されるのではないかと話題になったが、現在も去就が話題に挙がっている。
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英メディア「Football Insider」は、「リバプールはシーズン序盤のオランダ代表MFライアン・フラーフェンベルフの突出した活躍を受けても、1月の移籍市場で新たな6番の獲得を計画していると、事情通から伝えられた。アルネ・スロット監督は遠藤航を売却し、ライアン・フラーフェンベルフのバックアップになるとともに競争を促せる若手の獲得をクラブに希望している。遠藤のアンフィールドでの契約は2027年まであるが、スロット監督は次の移籍市場で現金化を希望しており、その一部でトップクラスの代役を獲得したがっている」と伝えた。
この報道を受け、リバプール専門メディア「Empire of the Kop」は、「スロット監督は(リチャード・)ヒューズ氏(SD:スポーツディレクター)に、わずか84分しかプレーしていないリバプールの選手売却に青信号を出した」と見出しを打ち、今シーズンUEFAチャンピオンズリーグ(CL)とリーグ戦では、それぞれ1分ずつしか出場できていない遠藤の厳しい立場を伝えた。
「オランダ代表選手が素晴らしいシーズン序盤を楽しんでいるが、監督はまだスカッドのその部分(守備的MF)の強化を求めており、若い選手を望んでいる。遠藤はリバプールのシーズン最初の9試合で、わずか84分間プレーしていない。そのほぼすべてがターンオーバーされたカラバオカップのウェストハム戦(5-1)だ。2月に32歳になる日本代表に対してスロット監督が自分の求める6番の役割においてまったく信頼していないことは明らかだ。そして、アタランタが勝利したシャフタル・ドネツク戦に向けてエデルソンの視察にスカウトを送ったことは偶然ではないだろう」と、アタランタに所属する25歳のブラジル代表MFエデルソンがリバプールの獲得候補であると伝えている。
このようにクラブの動きを報じた「Empire of the Kop」だが、「ヒューズSDは若手守備的MFの獲得が成功すると完全に自信を持っていない限りは、現在の背番号3(遠藤)を放出する決断をするまえに慎重に考えなければいけない」とし、チームメイトたちの遠藤に対する称賛のコメントを伝えた。
そして「日本人戦士はスロット監督の下であまり注目されていないかもしれない。だが、リバプールはこの先のシーズンで多忙を極めるスケジュールがあり、チーム内全員の力が必要になってくる。フラーフェンベルフはなるべくして先発に定着したが、仮に彼が長期間欠場することになったらどうだろう? その望まないシナリオが起きた時、初めて私たちは前シュツットガルトの真の価値に気付くかもしれない」と、遠藤の放出は慎重に考えるべきと論じている。
(FOOTBALL ZONE編集部)