ハイキック→顔面骨折…浦和監督「処罰重くても良かった」 “お詫び”声明も危険プレーに苦言

オンライン会見に出席したマチェイ・スコルジャ監督【写真:FOOTBALL ZONE編集部】
オンライン会見に出席したマチェイ・スコルジャ監督【写真:FOOTBALL ZONE編集部】

浦和スコルジャ監督がオンライン会見でホイブラーテンの負傷について語る

 浦和レッズのマチェイ・スコルジャ監督が10月3日に定例のオンライン会見を実施。前節のヴィッセル神戸との試合で負傷離脱したDFマリウス・ホイブラーテンとそのプレーについて「みんなで、このようなことが減るようにしていかなければならない」と話した。

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 ホイブラーテンは9月28日のリーグ戦第32節のヴィッセル神戸戦(0-1)で負傷。後半30分、神戸のロングスローからの守備シーンで浮き球を処理しようと頭でクリアを試みるも、神戸MF佐々木大樹の足が顔面に直撃し、そのまま倒れ込んだ。このプレーで佐々木にはイエローカードが提示された。

 出血もあったため担架も出動したが、ホイブラーテンはその場で頭に包帯を巻き、自力で立ち上がってピッチを歩くもすぐさまその場に座り込んでしまった。最終的にふらつくような様子を見せると、後半40分にDF佐藤瑶大と負傷交代となっていた。精密検査の結果、右眼窩壁骨折、鼻骨骨折と診断されて手術を受け、全治4週間の離脱と発表された。

 神戸は2日に、「意図的ではなかったものの、結果的に危険なプレーとなり、ホイブラーテン選手に怪我を負わせることとなりましたこと、改めて深くお詫び申し上げます。試合後に、クラブとして強化担当や当該選手からお詫びいたしました」とのリリースを発表した。

 スコルジャ監督は「本日もマリウスと話をしたけれども、少し長期的に離脱してしまうという結果を考えると、より処罰が重くても良かったのではないかと思う」とはしたものの、「時間を戻すこともできないし、判定を覆すこともできないので、その判定に対して話すのは重要なポイントではない。何日か経ってマリウスに大きなダメージがあることは分かったが、その瞬間でそのような状況になるのかは分からない中で判定されたことだ。ただもちろん、選手、コーチングスタッフ、レフェリーみんなで、このようなことが減るようにしていかなければならない」と冷静に話した。

 ホイブラーテンの離脱を受け、10月5日のセレッソ大阪戦に向けスコルジャ監督はDF佐藤瑶大に起用を明言。「練習でも彼のハードワークは見ていた。彼がプレーするのは、チームにとっても強みになるかもしれない」とし、7月31日の国際親善試合ニューカッスル戦以来のDF井上黎生人とのコンビについて「選手たちを信じているし、2人が良いプレーをしてくれると思っているので不安や心配はない」と話していた。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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