森保ジャパン初招集の28歳は「連携できる仲間いない」 孤立を英指摘…最適ポジションは?

ブラックバーンの大橋祐紀【写真:Getty Images】
ブラックバーンの大橋祐紀【写真:Getty Images】

日本代表に初招集された大橋祐紀、リーグ戦では3試合で不発

 イングランド2部ブラックバーンは現地時間10月2日、チャンピオンシップ第8節でコベントリー・シティと対戦し、0-3の完敗を喫した。チーム得点王のFW大橋祐紀はセンターFWで先発フル出場を果たしたが、不発に終わった。現地メディアは「大橋をセンターFWで使い続けるべきではない」と大々的に取り上げており、日本代表に初招集された28歳の起用法に対する改善策を提言している。

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 大橋は今年1月にサンフレッチェ広島に加入し、公式戦16ゴールを記録。そのパフォーマンスを評価され、7月にブラックバーンへと移籍した。新天地でも早くも公式戦5ゴールを叩き出しており、昨季2部得点王でチームのエースだったFWサミー・スモディクスが退団した穴を見事に埋める活躍で、インパクトのある海外デビューを飾っている。

 チームも上々のスタートを切っていたが、第8節コベントリー戦では0-3と完敗。大橋はリーグ戦3戦連続で先発出場も、いずれも無得点に終わっている。英メディア「FOOTBALL LEAGUE WORLD」は「大橋をセンターFWで使い続けるべきではない」と大々的に取り上げており、大橋の起用法に疑問を投げかけている。

 記事では「この日本人アタッカーは現在、公式戦5得点を挙げ、ローバーズのトップスコアラーとなっている。その多くは素晴らしいフィニッシュであり、重要なポイントの獲得に貢献している」と評価しつつ、「しかし、最近の試合では1トップとしてプレーしており、コベントリー戦でも同様の起用となったが、またしても彼はその役割に苦戦していた」と指摘している。

「大橋の労働率は依然として素晴らしいが、このポジションでは目立たない印象が強く、フィジカルの強い相手DFとのデュエルに勝つのが難しく、連携できる仲間がいない。この状況では、彼が相手DFの標的となってしまっているため、動き出しで相手DFを出し抜くポジショニングや、得点チャンスを掴む位置に構えるといったことが難しくなっている」

 大橋が最前線で孤立してしまっている状況を訴えており、「大橋を今よりも深い位置でプレーさせ、フィジカルタイプのマクタール・ゲイェを置いて、相手DFの仕事を難しくする必要がある」と改善策を提言していた。ジョン・ユースタス監督は「大橋は素晴らしい働きをしてくれて、本当に良いフィニッシャーだ」と称賛の言葉を送っているが、今後の起用法の改善が施されることになるのか注目が集まる。

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