わずか23歳で…「神童から最も経験豊富な日本人選手へ」 スペインも称賛の“新記録”

ソシエダの久保建英【写真:徳原隆元】
ソシエダの久保建英【写真:徳原隆元】

レアル・ソシエダ久保建英がラ・リーガにおける日本人最多出場記録を更新

 スペイン1部レアル・ソシエダの日本代表MF久保建英は現地時間9月28日に行われたラ・リーガ第8節のバレンシア戦で同リーグにおける日本人最多出場記録を更新した。現地メディアは「神童から最も経験豊富な日本人選手へ」と少年時代からスペインで活躍を続ける23歳の成長ぶりを伝えている。

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 久保は10歳でバルセロナの下部組織に入団し、いずれはトップチームでの活躍をと期待されていたが、バルサが2014年に18歳未満の選手獲得に関する違反による制裁措置を課された影響を受けて退団。その後、日本に戻って2016年にJリーグデビューを飾った。

 2019年にはレアル・マドリードへ移籍し、再びスペインに活躍の場を移した。レアルのトップチームでの出場機会には恵まれなかったものの、マジョルカ、ビジャレアル、ヘタフェ、そしてマジョルカへの2度目の期限付き移籍を経て2022年に加入したレアル・ソシエダでは不動の主力選手に定着している。

 そして、久保はバレンシア戦でラ・リーガ通算出場を167試合に伸ばした。それまで元日本代表MF乾貴士(清水エスパルス)が保持していた166試合を上回り、日本人最多出場記録を23歳で更新した。同時に、久保が得点を決めるとソシエダは負けない(17試合16勝1分)という不敗神話も継続している。

 スペイン紙「El Desmarque」は「タケ・クボ:神童から最も経験豊富な日本人選手へ」と久保の最多出場記録更新をレポート。これまでのキャリアについて振り返りつつ、「クボはソシエダで初日からチームに適応し、ブレークを遂げた」とかつての天才少年がソシエダで日本を代表する選手へと成長したことを伝えていた。

 今夏にはサウジアラビアのクラブから年俸4000万ユーロ(約64億円)という超高額オファーが届いたと報じられ、さらにイングランド1部リバプール移籍が取り沙汰された。今や世界中から関心を寄せられる選手となった久保だが、今年2月にはクラブとの契約を2029年まで延長している。飛躍のきっかけをつかんだソシエダでどこまで成長を続けるのか、今後も注目だ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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