移籍から9か月…J1強豪で「輝き始めている」 技巧派が躍動、26歳に「痺れた」

光州戦に出場した山本悠樹【写真:徳原隆元】
光州戦に出場した山本悠樹【写真:徳原隆元】

直近2試合で好プレー、川崎MF山本悠樹のポテンシャルに脚光

 J1川崎フロンターレは10月1日、AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)のリーグステージ第2節で光州FC(韓国)と対戦し、0-1で敗れた。チャンスがありながらも前半に与えたPKによる1失点で敗れたなか、フル出場したMF山本悠樹はボランチの一角で巧みな配給を披露。その際立ったプレーぶりが注目を集めた。

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 26歳の山本は2020年に関西学院大学からガンバ大阪入り。巧みなパスセンスやポジショニングを武器にプロ1年目から定位置を掴み、昨季までリーグ戦97試合に出場した。昨年12月に川崎への完全移籍が決定。しかしなかなかインパクトを残せず、定位置確保に至らない時期もあったが、フル出場した直近の公式戦2試合では随所で好プレーを見せた。

 ACLEの光州FC(韓国)戦ではボランチの一角で90分攻守に渡り合ったなか前半終了間際の44分、敵陣中央のフリースペースでパスを受けると、MF瀬川祐輔へ絶妙なスルーパスを通し、決定機を演出。直近のリーグ戦(対アルビレックス新潟/9月27日)でも後半にFWエリソンの得点を導いている。

 自慢のパスセンスは川崎で徐々に発揮されつつあり、さらなる飛躍へ期待は膨らむばかりだ。光州FC戦で閃きのあるパスを繰り出した場面に、SNS上では「川崎で輝き始めている」「スルーパスは痺れた」「前を向いた時の山本悠樹のアイデアがすごい」といった賛辞が続々。昨年12月の移籍決定からおよそ9か月を経て、26歳のポテンシャルに改めて熱視線が注がれている。

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