世界屈指の“アシストキング”にトルコ行きが浮上 フェネルバフチェがアーセナルから引き抜き画策

トルコ最大級の資金力を持つフェネルバフチェ、トルコにルーツを持つエジルに白羽の矢

 アーセナルはアーセン・ベンゲル監督の去就、エースであるチリ代表FWアレクシス・サンチェスの移籍話などピッチ外の話題が噴出しているが、世界屈指の“アシストキング”ことドイツ代表MFメスト・エジルにもトルコ行きの話が浮上していると英紙「デイリー・ミラー」が報じている。

 UEFAチャンピオンズリーグ(CL)バイエルン戦で合計スコア2-10の大敗を喫し、プレミアリーグでも優勝がほぼ絶望となるなど閉塞感が漂うアーセナル。そのなかで2013シーズンにレアル・マドリードから4200万ポンド(約59億円)で加入以降、攻撃のコンダクターとして不可欠な存在であるエジルを引き抜こうと画策しているのが、トルコのフェネルバフチェだという。

 フェネルバフチェには、かつてアーセナルのエースとして君臨したFWロビン・ファン・ペルシーが所属するが、今夏でクラブを離れると見られている。これによって選手獲得資金に余裕が生まれることもあり、ポジションが違うとはいえトルコにルーツを持つエジルに白羽の矢を立てる模様だ。

 エジルはアーセナルから週給28万ポンド(約3900万円)の契約延長オファーを受けながらも、いまだ合意に達していない。その間隙を突いてトルコ最大級の資金力を持つフェネルバフチェが稀代のテクニシャンを手に入れようという意図のようだ。

アーセナルはCLなどでの不甲斐ない戦いぶりから、ファンからベンゲル監督の退任を求める声が挙がり、そのベンゲル監督と確執が伝えられたサンチェスの元にはパリ・サンジェルマン、ユベントスなどの強豪クラブからの誘いが来ているとの報道もある。攻撃の根幹を担う2人が同時に離脱となればガナーズにとっては大打撃となるが、果たして今夏の移籍市場で流出を避けることはできるだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

page 1/1

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング