韓国サポへ示した礼儀に驚き「我が国ではない」 日本選手の行動に感銘「この文化を学ぶべき」

光州を率いるイ・ジョンヒョ監督【写真:徳原隆元】
光州を率いるイ・ジョンヒョ監督【写真:徳原隆元】

光州イ・ジョンヒョ監督、川崎選手たちの振る舞いを絶賛

 AFCチャンピオンズリーグエリート第2節が10月1日に行われ、韓国1部光州FCはアウェーでJ1の川崎フロンターレと対戦して1-0で勝利した。試合後、光州を率いるイ・ジョンヒョ監督は、川崎の選手たちが見せた振る舞いに感銘を受けたと語った。

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 立ち上がりからミスの目立った川崎に対して優位に立った光州は前半19分、DF高井幸大のパスミスをカットしてカウンターを仕掛けると、エリア内でDFキム・ジンホが川崎DFセサル・アイダルに倒されてPKを獲得。これをアルバニア代表FWヤシル・アサニが決めて先制した。後半は川崎に攻め込まれる展開となったが、GKキム・ギョンミンの好セーブもあり、最後まで無失点で耐え抜き、第1節の横浜F・マリノス戦(7-3)に続くJ1勢からの白星を挙げた。

 試合後の会見でイ・ジョンヒョ監督は「前の試合から時間もなく、アウェーゲームということでフィジカル的にもメンタル的にも疲れがあった。今日の結果は喜ばしいが、まだシーズンの途中であるから満足はできないし、次に切り替えないといけない」と言い、日本でのアウェーゲームまで駆け付けたファン、そして川崎の選手たちへの感謝を口にした。

「ここまで来るのは難しかったが、来てくださったファンには感謝する。それによって、選手たちにはモチベーションがあった」と言い、「試合後に川崎フロンターレの選手たちは、私たちのファンにも感謝していた。ああいう光景は我が国では見たことがないものだった。この文化を学ぶべきものだと思う」と、敗れたあとにも光州のファン・サポーターに挨拶していた川崎の選手たちに感謝した。

(河合 拓 / Taku Kawai)



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