顔面負傷のホイブラーテン代役はプロ4年目DF「決めます」 リーグ約3か月ぶり先発→救世主なるか
ホイブラーテンは負傷の影響で欠場へ…代役候補はDF佐藤瑶大
浦和レッズは10月1日に公開トレーニングを実施。これまで公式戦全試合にスタメン出場しているDFマリウス・ホイブラーテンの右眼窩壁骨折、鼻骨骨折による負傷離脱を受け、5日のセレッソ大阪戦ではDF佐藤瑶大が出場する可能性が高まった。
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9月28日のヴィッセル神戸戦、浦和が0-1のビハインドで迎えた後半30分、神戸がロングスローを投げ入れたシーンでペナルティーエリア内でルーズボールとなった浮き球に対し、MF佐々木大樹が胸トラップから左足を高く上げシュートを試みた。対応したホイブラーテンが頭でクリアしようとした際に佐々木の足が顔面に直撃し、そのまま倒れ込んだ。
出血も見られた中、一度は立ち上がったホイブラーテンだが、プレー続行は不可能で佐藤と交代。試合はそのまま浦和が0-1で敗れた。浦和のスタッフによると、ホイブラーテンは28日の試合後に病院へ直行して検査を行ったが、埼玉に戻って週が明けた10月1日も病院に向かいトレーニングを欠席した。その後、公式リリースにて、ホイブラーテンの右眼窩壁骨折、鼻骨骨折の診断結果が発表。同日に手術を受け、全治は4週間の見込みとなった。
そのため、神戸戦で交代出場した佐藤のスタメン出場が濃厚になる。今季ガンバ大阪戦から移籍加入した佐藤はシーズン前半戦、DFアレクサンダー・ショルツが負傷離脱した際にチャンスをつかんで出場を続けたが、7月6日の湘南ベルマーレ戦を最後にリーグ戦でのスタメン出場から離れている。
佐藤はC大阪戦に向け「攻撃の時間を増やすことが大事だと思う。ボールを持っていれば、その瞬間は相手にチャンスを作られない」とコメント。対角線へのロングフォードが持ち味ということもあり、「自分が1つ前に持ち出せた時に、どこに出せるかを見ていきたい」と話した。
浦和は8月末にペア・マティアス・ヘグモ監督の解任を決断し、昨季に指揮したマチェイ・スコルジャ氏が新監督として復帰。9月14日のG大阪戦から指揮を執っているが、今のところ1勝2敗と黒星が先行し、3試合で1得点と苦しんでいる。
ホームで迎えるC大阪戦に向け、佐藤は「まずはサポーターも勝つ姿が見たいと思う。結果を出して、その後に内容を見ていきたい」と話し、高さを生かしたヘディングが期待されるセットプレーからのゴールについて「決めます」と宣言していた。
(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)