「彼にとって選手は駒」 名門クラブで内紛…指揮官と衝突でメンバー外、海外記者が痛烈批判
エンリケ監督について記者が指摘「彼にはビジョンがある」
フランスの強豪パリ・サンジェルマン(PSG)は、現地時間10月1日にアーセナル(イングランド)とUEFAチャンピオンズリーグ(CL)のリーグフェーズで戦う。しかし、そのゲームにフランス代表FWウスマン・デンベレがメンバー外になったことが明らかになった。フランスメディア「RMCスポーツ」は、ルイス・エンリケ監督の決断について「デンベレは彼の好きな選手の枠に収まらない」と批判している。
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デンベレがメンバー外になった件について試合前日会見で質問を受けたエンリケ監督は「もし誰かがチームへの義務を果たさないのであれば、準備ができていないのであれば、今週は重要な試合がある1週間だ。だから彼を外した。チームのために最善を尽くしたい」とコメント。さらに、「自分の決断には100%の自信がある」「私は最善の決断を下した」と応じたとしている。
これに対してRMCスポーツの番組に出演したジャーナリストのダニエル・リオロ氏は、「最も危険な状況を作り出すのはデンベレだ。最も重要な試合の前夜に、チームの中心選手と不仲になるなんて。よくも、あのような決断をできるものだ。CLの大事な試合の記者会見で15分も無駄にすることで、それを正当化しようとしている。この状況が失敗だ」とエンリケ監督を批判。
そして、「デンベレがミスをした時、ルイス・エンリケの顔を見てほしい。拍手したり、励ましたりする監督の顔ではなく、残念そうで、この種のミスに退屈している監督の顔だ。彼のサッカースタイルではない。ルイス・エンリケは独裁者だ。彼は物事がある特定の方法で行われることを好む。彼にはビジョンがあり、独断的だ。デンベレは彼の好きな選手の枠に収まらない」と、エンリケ監督のパーソナリティーを指摘。
さらにリオロ氏は「彼にとって選手は駒だ。彼の前に人間はいなくて、駒だけがある。だから彼はデンベレと揉めることになるし、それは長続きするだろう。一人が突出してはいけない。それが集団だ。個人は決してあるラインを越えてはならないのだ」と、エンリケ監督は強烈な個性のあるプレーヤーを排除するタイプだと批判を強めた。
果たして、エンリケ監督とデンベレの確執は長期化するのか。アーセナル戦の結果次第では、この問題がさらにクローズアップされることになりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)