テネリフェ柴崎の無言対応にメディアから苦情 プレス室で論争…現地紙「ガクは保護されている」

19日のレウス戦でデビューを飾った柴崎、試合後は無言のままコメント残さず

 テネリフェのMF柴崎岳は現地時間19日のリーガ・エスパニョーラ2部第30節レウス戦で途中出場し、スペインでの公式戦デビューを飾った。移籍加入から1カ月半を経てのデビューに現地でも注目が集まるが、現地紙「ラ・オピニオン・デ・テネリフェ」は柴崎が試合後に無言を貫いた点に注目している。

 レウス戦、1点ビハインドの状況で投入された柴崎はボランチの位置に入ると、ピッチ左右を駆け回ってパス交換に顔を出し、ゴール前へと入り込む場面もあった。ゴール、アシストという目に見える結果はなく、チームも0-1で敗戦したということもあり、この日は取材対応がなかった。

 今回の件を含めて、本拠地のエリオドーロ・ロドリゲス・ロペススタジアムにあるプレスルームでは、ある“論争”が起きているのだという。それはテネリフェでの加入会見以来、柴崎が公の場でコメントを残していない点についてだ。移籍直後に心身のコンディションを崩し、また慣れないスペイン語での生活ということもあり、環境への適応が最優先された。

 そのためメディアの前でコメントをまだ残していないが、レウス戦後には日本も含めたメディアから苦情があったとも記されている。

 同紙は「ガク・シバサキは保護されている」としつつ、今後に向けては現地時間4月3日にホームで行われるオビエド戦で初めての記者会見に臨むのではないかと推測している。昨年12月のFIFAクラブワールドカップ決勝でレアル・マドリード相手に2得点を決め、日本だけでなくスペインでも注目を集める柴崎だけに、そのメディア対応すら一つのホット・トピックとなっているのかもしれない。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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