スコルジャ&原口復帰も“機能不全”…J王者との差歴然、苦境物語る「90分で1本」の数値
アウェー神戸戦で0-1敗戦、攻撃は低調で2試合連続ノーゴールでの連敗
浦和レッズは9月28日にJ1リーグ第32節でヴィッセル神戸と対戦して0-1の敗戦。GK西川周作のPKストップこそあったものの攻撃は低調で、2試合連続ノーゴールでの連敗になった。
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浦和は8月末にペア・マティアス・ヘグモ監督の解任を決断し、暫定監督体制を経て9月14日のガンバ大阪戦から昨季指揮を執ったマチェイ・スコルジャ氏が新監督として復帰。そのG大阪戦は1-0の勝利を収めたが、翌週のFC東京戦は良いところなく0-2で完敗した。
そして、この神戸戦では10年ぶりの浦和復帰を果たしたMF原口元気がボランチで初スタメンを飾る。しかし、MF安居海渡と組んだダブルボランチは自陣からの前進を機能させることができず、逆にロングボールをFW大迫勇也やFW武藤嘉紀に当てながら全体を押し上げる神戸に試合を支配された。そして、前半16分にコーナーキックから武藤に頭で合わせられ失点を喫した。
その後、DF関根貴大のハンドでPKを与えた場面ではFW宮代大聖のシュートを西川がファインセーブし、試合の行方を分からないものにした。後半はMF小泉佳穂をピッチに入れてスタートし、FWチアゴ・サンタナがペナルティーエリア内でシュートを放つ場面があったもののセーブされた。ラスト20分ほどでMFサミュエル・グスタフソンやMF中島翔哉を投入したものの、このまま浦和は得点を奪うことができず0-1で敗れた。
スポーツチャンネル「DAZN」の集計では、ペナルティーエリア内まで入ってのシュート本数は神戸の9本に対して浦和はわずかに1本。失点の多さが課題とされたヘグモ監督体制ではリーグトップ5に入る得点数をマークしていた一方で、スコルジャ監督への交代後の3試合では1得点のみでシュートチャンスも少なく苦しい試合が続いている。
浦和は攻撃力を減退させている一方で守備でも我慢しきれないジリ貧に陥る展開で連敗。原口のスタメン起用も苦境に陥っているなか、シーズン最終盤に立て直すことができるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)