遠藤航の退団「1月起きるかもしれない」 “名門6番”に疑問符…現地伝えたOBの見解
リバプールOBキャラガー氏、出番減の日本代表MF遠藤航に言及
イングランド1部リバプールのOBジェイミー・キャラガー氏が同クラブの日本代表MF遠藤航について「加入以来素晴らしい仕事をしている」と評価した一方で、「1月には何かが起きるかもしれない」と退団の可能性についても言及した。
遠藤は今季から就任したアルネ・スロット監督の下ではスタメンになかなか入れず、出番は限られている。現地時間9月25日のリーグカップ3回戦のウェストハム戦(5-1)で先発出場したが、これが今季初先発の機会だった。堅実なプレーで勝利に貢献したものの、6番のポジションではオランダ代表MFライアン・フラーフェンベルフが出色のパフォーマンスを続けており、さらなるアピールが求められそうだ。
英紙「リバプール・エコー」によれば、クラブのレジェンドであるキャラガー氏が英衛星放送「スカイ・スポーツ」のコメンタリーで、今季初先発だった遠藤についてこのように語っていたという。
「彼(遠藤)はアルネ・スロットがあのポジションに求めたプロフィールを持った選手かどうかは分からない。彼らが6番として探していたのはみんなも知っているとおり、マルティン・スビメンディだ。彼は遠藤とは完全に対照的な選手。(遠藤は)リバプール加入以来素晴らしい仕事をしてきたが、もしリバプールがスビメンディを獲得していたら、遠藤は直近の移籍市場で移籍する可能性があっただろう」
キャラガー氏はユルゲン・クロップ前監督に重宝されていた昨季の遠藤の働きを評価した一方で、スロット監督が求めているタイプの選手かどうかという点については疑問符をつけていた。遠藤は今夏にフランス1部マルセイユからオファーが届くなど去就問題が過熱していた。そして同氏も「1月には何かが起きるかもしれない」と冬に移籍の噂が再燃する可能性もあると見解を示していた。
リバプールの中盤はここ2シーズン常に補強の必要性が叫ばれてきたポジションで、何人もの選手が獲得候補として取り沙汰されてきた。スロット体制で出場機会を減らした遠藤の動向は現地メディアで盛んに取り上げられているが、1月の移籍市場では新たな展開が待っているのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)