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ラモス、“宿敵”ピケとの独特な関係を明かす 「好きで石を投げ合っているようなもの」
普段はメディアやSNSを使ってやり合う2人、わざと波紋を広げている節も…
3月の国際Aマッチウィークに控えるワールドカップ(W杯)予選などに向けて、各国代表選手が少数されて母国の誇りを胸にトレーニングを始めている。そのなかで注目が集まっているのはスペイン代表のDFセルヒオ・ラモス(レアル・マドリード)とDFジェラール・ピケ(バルセロナ)だ。普段はメディアやSNSを使ってやり合う2人だが、ラモスは「好きで石を投げ合っているようなもの」と独特な表現をしたとスペイン紙「マルカ」が伝えている。
2人は長年スペイン代表の最終ラインでコンビを組み、2010年の南アフリカ・ワールドカップ、2012年の欧州選手権優勝など無敵艦隊の黄金時代を支えた。その一方でお互いのクラブに戻ると宿敵である相手を“口撃”することはお馴染みの光景になった。今年に入ってもピケがレアルに有利な判定があったとSNS上で発信すれば、ラモスが「アレは“ピケの世界”だからね」と応戦する一幕があった。
とはいえ今回の代表招集にあたって、ラモスはこう話している。
「ピケと僕はお互いに、石を投げつけ合うのが好きなんだよ。だけど僕は彼と会う時は、雄大なハグをするようにしているよ。これはレアル・マドリードとバルセロナの関係性の中に存在する“病的なもの”に過ぎないからね」
両クラブのライバル関係を盛り上げるために、わざと波紋を広げている節もあり、ラモス、ピケともに故意的な意図があるのかもしれない。スペイン代表は現地時間24日、W杯予選イスラエル戦が控えている。普段はやり合う2人が鉄壁のディフェンスを敷くコンビとなり、8年ぶりの世界王者に向けて一歩前進することはできるだろうか。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images