日本人FW退団も「広島は選手層が厚くなった」 新助っ人のインパクトに海外注目「素晴らしい」
広島に加入したポルトガル代表MFゴンサロ・パシエンシアに注目
サンフレッチェ広島は、FC町田ゼルビアやヴィッセル神戸と激しい首位争いを演じている。シーズン途中に得点源のFW大橋祐紀(ブラックバーン)が移籍したなかで、新たに獲得した助っ人が活躍。海外メディアもその“後釜”に注目している。
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ドイツ人のミヒャエル・スキッベ監督が指揮を執って3年目を迎えた広島。上位につけるなかで、7月26日にはJ1リーグ戦22試合で11得点を挙げていた大橋がチームを離脱した。
それでも、広島は7月14日のリーグ第23節アビスパ福岡戦(1-0)から7連勝を含む9戦負けなし。7月に加入して7戦7発の大活躍を見せるドイツ人MFトルガイ・アルスランとともに、注目されるのが同じく新加入の元ポルトガル代表FWゴンサロ・パシエンシアだ。
ポルトガル、ギリシャ、ドイツ、スペインと渡り歩き、ポルトやオリンピアコス、フランクフルト、シャルケなどでプレーしてきた経験豊富な30歳は、9月14日の第30節鹿島アントラーズ戦(2-2)でデビュー戦ゴールを挙げ、リーグ戦2試合連続でスタメン起用されている。
米スポーツ専門局「ESPN」は、「大橋(祐紀)のあとを引き継ぐのは、同じく素晴らしい経歴を持つ、ポルトガル代表のゴンサロ・パシエンシアだ。ポルトではリーグ戦、フランクフルトでは大陸(ヨーロッパリーグ)での成功を味わっている」と取り上げている。
「パシエンシアの(新天地・広島での)スタートは、アルスランに比べると華々しいというよりむしろ地道なものだった。それでも、パシエンシアを獲得したことで、サンフレッチェ広島はさらに選手層が厚くなり、(ブラジル人FW)ドウグラス・ヴィエイラが唯一のストライカーとして起用される一方、週末(9月2日)の横浜F・マリノス戦では(キプロス代表FW)ピエロス・ソティリウがインパクトのある交代要員として登場した」
広島が2015年以来のJ1リーグ優勝を果たすには、アルスランやパシエンシアら助っ人の活躍も鍵を握るのは間違いなさそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)