ドイツ→日本へ渡ったGK「来季J1行くだろ」 元日本代表を凌ぐ数値「いなかったら負けてた」
岡山GKブローダーセンは水戸戦で無失点
ファジアーノ岡山は9月22日、J2リーグ第32節で水戸ホーリーホックと対戦し0-0で引き分けた。この試合で5本の枠内シュートを浴びながら無失点に抑え、PKもセーブしたGKスベンド・ブローダーセンのプレーに驚きが広がっている。
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ドイツ生まれ188センチのブローダーセンは、地元のザンクトパウリユースで研鑽を摘む。2019年にトップチーム(同国2部リーグ)デビューしたなか、21年夏に当時J1の横浜FCへ完全移籍した。24年シーズンより岡山へ移籍し、ここまでJ2リーグ戦全32試合でゴールマウスを守っている。
水戸との一戦は膠着した展開に。後半4分には味方が自陣ペナルティーエリア内で相手をうしろから倒してしまいPKの大ピンチを迎える。ゴール中央に蹴り込まれたボールに対し左に飛んだブローダーセンだったが、左足を伸ばしぎりぎりで弾いた。同29分に岡山は相手にフリーキックを与えてしまうが、この場面でゴール右上隅に吸い込まれそうな完璧な一撃をブローダーセンが片手1本で防いでいる。
その後も水戸の攻撃をシャットアウトしたブローダーセン。チームは勝利こそならなかったものの、相手の枠内シュート5本をすべてストップした。これでブローダーセンはクリーンシート回数を17試合に伸ばしJ2トップに。清水エスパルスの元日本代表GK権田修一選手を凌ぐ成績を収めている。
SNS上でも「ブローダーセン凄すぎ」「いなかったら負けてた」「個人昇格かも」「来季J1行くだろ」「笑っちゃうくらいえぐすぎる」と話題に。今年27歳を迎えたブローダーセンも、日本に来て約3年。アンダー世代のドイツ代表にも選出された経歴のある実力者が、J2でその真価を発揮している。