8戦9発の“怪物”助っ人が大暴れの訳 大エースが貫く「姿勢」に指揮官も驚嘆「徹してくれている」

G大阪戦で2ゴールを決めたラファエル・エリアス【写真:Getty Images】
G大阪戦で2ゴールを決めたラファエル・エリアス【写真:Getty Images】

ラファエル・エリアスはG大阪戦で2ゴール…4戦連発中と大活躍

 京都サンガF.C.は9月22日、J1リーグ第31節でガンバ大阪と対戦し、2-2で引き分けた。今夏に加入したFWラファエル・エリアスがクラブ新記録となる4試合連続ゴールを達成して2得点。大エースはなぜ、ここまで得点を積み重ねられるのか。

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 サンガスタジアム史上最多の2万323人が熱狂した一戦だった。両サポーターの大声援が響き合い、プライドとプライドがぶつかった白熱の試合となった。

 京都は1点を追う前半22分、相手GK一森純のビルドアップからのパスミスを見逃さずFWマルコ・トゥーリオがロングシュート。ゴールへ一直線に向かったボールは相手DF中谷進之介にラインぎりぎりで掻き出されるも、これをエリアスがストライカーの嗅覚でこぼれ球をしっかり仕留めた。これで4試合連続ゴール。加入後、8戦8発に乗せた。

 しかし、これだけで終わらない。後半15分にはFW原大智からパスを受けると、抜け出したエリアスは相手GKとの1対1を冷静に決めて勝ち越した。

 8戦9発と大爆発。残留争いを強いられていたチームは一気に14位まで浮上した。連続ゴールの直近4戦は負けなし(3勝1分)でなんと7得点。クラブ新記録の4戦連発という偉業まで達成した。

「チームに貢献できたこと、2得点取れたことを嬉しく思いますし、それ以上にチームがこのリーグで素晴らしい活躍をできていること。チーム全体でできたので嬉しかった。最後引き分けてしまったけど、でもこれだけ前半開始からサッカーを見せることができたというのは我々のサッカーはもっとリーグで良くなっていく」

 謙虚な姿勢を貫き、曺貴裁監督も「フォア・ザ・チームに徹してくれている」とうなずく。この姿勢こそが得点量産の秘訣だろう。1999年生まれの25歳。まだまだ止まらない“怪物”助っ人はさらなる活躍を遂げるはずだ。

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