県内初“高校生Jリーガー”誕生から2年…20歳MF、未来照らす一発が「熱い」「将来背負う男」

J初ゴールを決めた安部大晴(写真はU-20代表のとき)【写真:Getty Images】
J初ゴールを決めた安部大晴(写真はU-20代表のとき)【写真:Getty Images】

クラブ初の高校生Jデビュー

 V・ファーレン長崎は9月22日、J2リーグ第32節でザスパクサツ群馬と対戦し2-0の勝利を飾った。ホームのトランスコスモススタジアム長崎で行われる最後の試合で、クラブ“生え抜き”の20歳MFがJリーグ初ゴールを決め話題を呼んでいる。

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 10月から本拠地を長崎市に変え、ホームがピーススタジアムへと移る長崎。群馬戦がトランスコスモススタジアム長崎で行われるラストゲームとなったなか、先制弾を決めたのは県内初の“現役高校生Jリーガー”として2年前に話題を呼んだMF安部大晴だった。

 後半2分、コーナーキックのチャンス。ファーサイドでFWジョップ・セリンサリウが頭で合わせる。ゴール手前で安部がボールのコースを変え、プロ加入後初のネットを揺らした。その後FWマルコス・ギリェルメのゴールで1点を加えた長崎は、群馬を2-0で撃破。馴染みあるホームスタジアムでのラストマッチを勝利で飾った。

 この試合でMOM(マン・オブ・ザ・マッチ)にも選出されたのは20歳の安部。長崎のアカデミーで順調にステップアップしてきた“生え抜き”MFは、2020年8月にトップチームに2種登録され、21年5月にJリーグデビューした逸材。22年1月にプロ契約を結び、県内初の“現役高校生Jリーガー”となった。

 22年には天皇杯3回戦のFC東京戦でプロ初ゴール。同年に左膝内側側副靱帯損傷の大怪我を負うなど苦しんだが、23年シーズンにリーグ戦17試合に出場。今季はここまでリーグ6試合のプレーにとどまっているが、大事な一戦でJリーグでの初ゴールをマークした。SNS上でも「長崎の希望」「将来の長崎を背負う男」「熱い」「嬉しすぎる」「ずっとずっとずーっと楽しみにしてた」「未来明るすぎ」といったファン歓喜の声が寄せられていた。

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