浦和監督、試合後レフェリーの下へ…会見でイエロー3枚に疑問「正しいと言えない」
浦和がホームでFC東京と対戦
浦和レッズのマチェイ・スコルジャ監督は、9月21日のリーグ第31節FC東京戦を0-2の敗戦で終えると、試合後のピッチ上で谷本涼レフェリー以下の審判団と何事か話す場面があった。試合後会見では、「解釈を確認したかった」1プレーがあったと明かした。
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浦和は前半9分にオウンゴールで失点すると、前半17分にもPKで失点。それが重く圧し掛かる試合展開となり、最終的には0-2で敗れた。指揮官は特に後半戦の戦いについて「色々な形で相手を打ち破ろうとしたが、明らかなチャンスだと言える形は作れなかった」と話した。
その中で前半35分、浦和は逆襲の形で自陣からMFサミュエル・グスタフソンが長い距離のドリブルで持ち上がったが、そこを背後からFWディエゴ・オリヴェイラがファウルで潰す形になった。グスタフソンの足首から少し上にオリヴェイラの足が強く入った形であり、またカウンターを潰す形にもなっていたことから、ラフプレーにも大きなチャンスを潰すことによる反スポーツ的行為(SPA)にも該当する可能性が感じられるプレーだった。
スコルジャ監督は試合後に谷本レフェリーへ向かって話していた理由を「レフェリーの解釈を確認したかった。本日の試合でレフェリーが良くないポイントだったとは思わないが、あのプレーについて確認したかった」と説明した。
また、浦和はこの試合で3枚のイエローカードを受けたが「決意のあるプレーで戦いにいった結果として提示されるイエローカードはある。そして、あまり深入りしたくないが、本日は正しいと言えないイエローカードもあったと思う」とも話した。
スコルジャ監督は昨季に1シーズン浦和で指揮を執ってから退任し、前節のガンバ大阪戦が新監督として浦和に復帰した初戦だった。昨季はレフェリーに対して疑問を呈すようなコメントをほとんどしなかった指揮官だったが、後方からカウンターを潰すタックルに対する解釈には不可解なものがあったようだ。
(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)