「中国&日本戦まで3週間もない」 格下相手に大苦戦…激震の豪州、監督人事に海外注目

オーストラリアがW杯最終予選で苦戦【写真:ロイター】
オーストラリアがW杯最終予選で苦戦【写真:ロイター】

オーストラリア側は「暫定監督任命をせず」

 オーストラリア代表(FIFAランキング25位)は9月20日、2018年からチームを率いていたグラハム・アーノルド監督の辞任を発表した。2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選で日本代表と同組のオーストラリアは、ここまで1分1敗と苦しんでいる。海外メディアも「アーノルドの代わりを見つけるため時間との戦いだ」と、新監督探しについて報じた。

 2018年8月からオーストラリア代表の指揮を執っていたアーノルド監督。2022年カタール大会でオーストラリアをチーム史上最高の16強入りに導いた功績がある。だが北中米大会の出場を懸けたアジア最終予選で苦戦。9月のバーレーン(FIFAランキング76位)戦で0-1と黒星スタートとなると、続くインドネシア(同129位)相手に0-0のドローの結果となっている。

 こうしたなか、9月20日にオーストラリアサッカー連盟はアーノルド監督の辞任を発表。オーストラリアは、10月に控える中国戦(10月10日/中国)、日本戦(10月15日/埼玉)へ向けて新たな指揮官探しが急務となった。

 香港の英字紙「South China Morning Post」は「オーストラリアはW杯予選でグラハム・アーノルドの代わりを見つけるため時間との戦いを繰り広げている。中国戦、日本戦まで3週間もないにもかかわらず、暫定監督任命をせず」と題し紹介。オーストラリアが10月に迫る2連戦までに暫定監督を置かず、新監督を据え置くことを目標としていることを伝えた。

 また韓国のスポーツ・芸能専門サイト「スターニュース」も「シン・テヨンも一役買った。オーストラリア監督、インドネシアと衝撃の引き分け→自主辞退」と、インドネシア相手に勝ちきれなかった一戦を引き合いに報道。同国は韓国人のシン・テヨン監督が率いていたこともあり、注目されていたようだ。

 国際サッカー連盟(FIFA)が9月19日に更新したFIFAランキングにおいて、4つ順位を上げたインドネシア(133→129位)。日本も2つ順位を上げ16位と好成績を収めたなか、オーストラリアは1ランクダウンの25位に。大きな決断となった監督辞任、今後の人事も含め、オーストラリアは10月の中国戦、日本戦が最大のポイントとなってくるだろう。日本も動向から目が離せない。

(FOOTBALL ZONE編集部)

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