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伊メディア選出「マッツォーネ教え子ベスト11」 中田英寿がバッジョ、ピルロ、トッティら名手と並ぶ
中田はペルージャ時代とボローニャ時代にマッツォーネ氏の下でプレー
先日80歳の誕生日を迎えたイタリアのカルロ・マッツォーネ元監督には、イタリアのファンタジスタとして知られるロベルト・バッジョ氏などから祝福のメッセージが寄せられているが、イタリアの移籍情報サイト「ジャンルカ・ディマルツィオ・コム」がマッツォーネの教え子ベスト11を選出。バッジョ氏などと並んで、元日本代表MF中田英寿氏も選出されている。
中田はイタリアでの初プレーとなったペルージャ時代に途中就任したマッツォーネ氏の下でプレー。この時に、マッツォーネ氏とは強い信頼関係で結ばれた。後に2003-04シーズンの冬の移籍市場でボローニャに期限付き移籍したが、その時の指揮官がマッツォーネ氏だった。
マッツォーネ氏は、当時のパルマでサイドハーフとして苦戦していた中田をボローニャに呼び寄せた理由をこう話していたという。
「彼は中盤で“正確性”に溢れたプレーヤーだ。彼を生かすには中央でのプレーが必要なんだ。そうすれば、彼はゲームの主人公になってくれる」
また、中田もマッツォーネ氏の誘いであったからこそボローニャへの移籍を決断したという。
「僕はマッツォーネのためにボローニャを選んだ。たとえ、僕のことを『イデ』と呼ぶとしてもね」
イタリア語では「H」が発音されないため、中田の愛称である「HIDE」は「イデ」と発音された。マッツォーネ氏は最後まで「ヒ」の発音ができなかったが、それでも冗談交じりに指揮官への信頼を表現していたという。