ヤングなでしこ、U-20W杯で3大会連続の決勝進出 北朝鮮とのアジア勢対決へ…勝てば2度目V
準決勝オランダ戦で2-0の勝利
ヤングなでしこの愛称を持つU-20女子日本代表は、現地時間9月18日にコロンビアのカリでU-20女子ワールドカップ(W杯)決勝トーナメント準決勝オランダ戦に臨み、FW松窪真心の連続ゴールで2-0の勝利を収めた。決勝では北朝鮮とのアジア勢対決が決まった。
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日本は準々決勝で、直近の2大会連続で決勝を戦ったスペインと対戦して延長戦の末に1-0の勝利を収めて勝ち上がった。一方のオランダは決勝トーナメントに入ってから1回戦でフランスと延長戦、準々決勝で開催国コロンビアとPK戦の末に勝ち上がり、際どい戦いを制して4強入りしてきた。
その対戦は序盤から日本がかなりゲームを制圧した。自陣から数的優位を作りながらボールを運び、敵陣に押し込むとセカンドボールも回収してオランダをゴール前にくぎ付けにする展開を作り出した。その中で松窪にはGKと1対1になるチャンスや背後へのボールに抜け出して前に出ていたGKの頭上を狙うビッグチャンスがあったもののシュートが決まらず0-0のままハーフタイムを迎えた。
嫌な展開に陥りかけていた日本だが後半10分、左サイドからの攻撃が逆サイドまで流れると、攻撃参加したDF柏村菜那からMF松永未夢を経由したボールが松窪に渡り、右足ボレーで蹴り込んだ。アメリカでプレーするこのチームのエースと言える松窪の一撃で貴重な先制点を手に入れた。
前半からかなりハイペースで飛ばした日本と、失点して反撃を目論みハイプレスに出るオランダの形から攻撃を受ける回数が多くなった日本だが、最後のところでは相手をフリーにすることなく守った。そして後半38分には逆襲から松窪が2点目を決め、2-0の勝利で3大会連続の決勝進出を果たした。
決勝戦では、米国を1-0で下した北朝鮮との対戦が決まった。今大会、ともにグループリーグから全勝してきた両者は予選を兼ねた今年のU-20女子アジアカップで対戦し、その時はグループリーグと決勝戦でいずれも敗戦。現地時間9月22日に行われる世界の頂点を決める舞台で、日本は三度目の正直となるリベンジを狙い、2度目のU-20W杯タイトルを懸けたアジア勢対決に臨む。
(FOOTBALL ZONE編集部)