ユーベ新10番が「デル・ピエロの再来」 “左45度”から圧巻一撃…本家称賛「大好きだ」
ユベントスのトルコ代表FWユルディズがCL第1節PSV戦でゴール
イタリア1部セリエAの名門ユベントスは、現地時間9月17日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)のリーグフェーズ第1節でオランダ1部PSVと対戦(3-1)。今季から「10番」を背負う19歳のトルコ代表FWケナン・ユルディズがクラブ史上CL最年少ゴールを挙げ、イタリアメディアでは「デル・ピエロの再来」とかつてのエースと比較して報じられている。
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ユルディズは2022年にドイツ1部の名門バイエルン・ミュンヘンの下部組織からユベントスのセカンドチームへ移籍。そして、昨季にユベントスでデビューして才能の片鱗を見せると、今季に向けて背番号10と2029年6月までの長期契約を結び、クラブからのただならぬ期待がかけられた。
そしてこのCLデビュー戦で前半21分、左45度方向からドリブルで進出すると、右足の前にボールを置いてゴール右上隅に巻き込んで落とすシュートを決めて先制点。イタリアのサッカー専門メディア「カルチョメルカート・コム」によると、これは19歳136日でのCLゴールとなり、これまでクラブ最年少記録だった元イタリア代表で長らくユベントスのエースだった元イタリダ代表FWアレッサンドロ・デル・ピエロ氏による20歳308日を超える記録になった。
そして、「デルピエロ・ゾーン」と呼ばれた左45度からゴール右上へのコントロールショットだったことに加え、ゴール後に舌を出して走っていくパフォーマンスも含めて記事では「デル・ピエロの再来ゴール」とされた。
また、デル・ピエロ自身もこのゴールについて衛星放送「スカイ・スポーツ」に対して、「ユルディズのゴールは素晴らしかった。ファーサイドに巻いて落としたね。僕の大好きなタイプのゴールだ。彼はこれまでにも決めてきたし、これからも決めてくれると思う。ああいうゴールは本当に素晴らしくて、落ちてくるボールが美しい軌道を描くんだ。あまり深く考えすぎず、背番号10を背負う責任を、あまり口にせずに引き受けてくれているよ」と話している。
今季からチアゴ・モッタ監督が就任したユベントスだが、10番の正統後継者とも言えるプレーを見せるユルディズが復権の旗頭になりそうだ。